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わたしと私
わたしの名前は、八武崎あおい。
この物語はわたしの半生を書いた、物語である。
勿論、エッセイ何て言うものは初めて書くし、正直何を書いたら良いかわからないが、わたしはわたしのエッセイを書くことにした。
きっかけは、あるエッセイを読んでから……
『わたしも、自分のエッセイを書こう』
といきなり思い付き、今こうして部屋に籠り、ひたすら勉強するふりをしながら物語を書いている。
わたし、お母さん、お父さん、みやび《弟》、そしてクラスメイト達で送る面白可笑しい物語。
わたしと私。