第九話 紹介
「お邪魔しまーす」
チコは嬉しそうに、たけしさんの部屋に入っていった。
「うわーーめっちゃ部屋片付いてる!!
チコの部屋と全然ちゃうわー綺麗好きやなー」
「チコ! はしゃぎすぎ!」
チコは、たけしさんの部屋に入ってから、ものすごくはしゃいでいた。
「ごめんごめんー」
その時、たけしさんが私達の方に来た。
「マキコちゃんの友達? 何か二人全然系等ちゃうけど・・・ほんまに友達なん?
俺たけし。よろしく。名前なんて言うん?」
「チコでーす。マキはチコの一番大好きな親友です」
「そうなんや。あ! マキコちゃん飯作ってーや。腹減った・・・」
「はい。今から用意します」
私はそう言ってご飯の準備を始めた。
「出来たー皆で食べよー」
料理が出来てリビングで三人でご飯を食べ始めた。
「マキ・・・ちょっといい?」
ご飯を食べようとした時、小声でチコが私に話しかけてきた。
チコ真剣な顔してどうしたんやろ・・・?
「ご飯中やんどないしたん?」
「いいからちょっと来てや。さっきな・・・」
「どうしたん?? めっちゃ気になるやん」
チコは私を玄関に連れていき、話し始めた。
「さっきな、たけしさんの部屋で写真見てん。女の人と仲良く写ってる写真
多分前カノやんな? あの人チコ知ってるで!!」
「え・・・? 知ってる? 何で?」
チコが・・・何でたけしさんの元カノを・・・知ってるん?