第六話 朝
たけしさんとお酒を飲んだ後、泥酔した私はいつの間にか寝てしまっていた。
朝起きたら、横にたけしさんがいて何だか不思議な気分だった。
朝ご飯でも作ろうかな・・・・・・
私は朝食を作ろうと思い、冷蔵庫の中を見た。
何も無い!!お酒しかない!
冷蔵庫の中には、お酒以外何も入っていなかった。
家近いし材料とってこようかな。
私は家に材料をとりに帰り、たけしさんの部屋に戻って朝ごはんの支度をした。
「おはよ。何かいいにおいする・・・・・・」
たけしが目を覚まして、台所に来た。
あ、たけしさん起きた。
「今、朝ごはん作ってるので良かったら食べて下さい」
「ありがとう。別に飯なんかコンビ二でええのに」
「毎日ご飯コンビニなんですか?! 体に良くないですよ」
「わかった。じゃあマキコちゃんが毎日作りに来てや」
え? たけしさん今何て?!
私の心臓は破裂しそうなほど、バクバクしていた。
「いいんですか? 私はりきって毎日来ちゃいますよ? 迷惑じゃないんですか?」
「迷惑だったら部屋に入れたりせーへんて。俺もうちょっとしたら
仕事行かなあかんから、マキコちゃんに合鍵渡しとくわ」
「ありがとうございます!!またバイト終わったら来ます」
「別に礼を言われるような事はしてへんし。じゃあ行ってくるわ」
彼はそう言うと私に合鍵を渡して、仕事に行った。
私はその後しばらくしてから部屋を出て家に帰った。