2 キャラクターメイキング
早速、ログインしてみると、何も無い無機質な部屋に居た。
『End Park Onlineへようこそ。
まず始めに脳波で、性別を決定致します。
しばらく時間が掛かるので、この間にこのゲームの説明をいたします。』
説明に拠ると、
この『End Park Online』は通称『EPO』と呼ばれており、スキルレベル制のゲーム。
能力値は、
HP… 体力。無くなると死に戻りする。
MP…魔力。
STR…物理攻撃力。
DEF…物理防御力。
INT…魔法攻撃力。
MDF…魔法防御力。
AGI…俊敏性。
DEX…器用性。
LUK…運。様々な事に関係する。
の9つ。
種族も
ヒューマン
獣人
エルフ
妖精
ドワーフ
ドラゴニュート
は自由に選択出来、
ランダムで選ぶと、レア種族が出る可能性がある。
職業はどの種族でもなれるものと、
とある種族限定もある。
『脳波の測定が終了しました。』
そして、表示されたのは…
「何で女性…。」
何故か女性アバターだった。
髪色は薄い灰色で、
目は緑色の混じった澄んだ青色。
髪は肩に掛かるかどうかのショート。
そして、某弾幕シューティングゲームのキャラクターを思わせた。
種族も特に何でも良かったので、ランダムを押す
『あなたの種族は半人半霊です。』
更に近くなった。
50cm位の人魂がアバターの傍に居る。
「…これはもう、運命か、人為的なものだろ。」
なので、職業は見た瞬間決めていた。
半人半霊専用職業、魂魄師。
魂に直接攻撃する事が出来て、
ゴースト系にも物理攻撃が出来る。
『スキルを3つ選択して下さい。』
STR強化や、鍛冶スキルなどもあるが、
俺は、長剣スキル、鑑定スキル、LUK上昇を選んだ。
『プレイヤーの名前を入力して下さい。』
俺は、ヨミと打つ。
『“ヨミ”で宜しいですか?yes/no』
迷わずyesを押す。
『最後に、レアスキルをプレゼントします。
転送地点に到着しましたらご確認下さい。』
その声を聞くと、俺は意識を失った。