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異端(仮)  作者: vastum
戦争編
37/103

閑話⑤

フェリスはちゃんと見ている


 夜。


 見張り交代の時間。


「隊長」

 俺はフェリスの隣に立つ。

「起きてたんですね」


「隊長だからな」


「……あのさ」

 少し迷ってから言う。

「俺、前に出すぎてます?」


 フェリスはすぐには答えなかった。


「出すぎている」

 やがて言う。


「ですよね」


「だが」

 フェリスは続ける。

「出なければ、場が崩れる」


 俺は黙る。


「だから」

 フェリスは言った。

「私は、止める準備をする」


「……止めてくださいね」

 俺は笑う。


「止める」

 フェリスは即答した。

「死なせはしない」


 その言葉は、命令じゃない。


 約束だ。


 夜風が静かに吹く。


 異端ノイズは今日も寄り道中だ。

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