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閑話②
シオンの装備、軽すぎ問題
「お前、その服どうなってんだ?」
カイが指差したのは、シオンの戦闘服だった。
擦り切れ、裂け、補修跡だらけ。
「動きやすいです」
「守る気ゼロじゃねえか」
「当たらなければ」
「フラグ立てるな」
レナがじっと見て、にやっと笑う。
「ちょっと貸して」
数分後。
「……なんで紐増えてるんですか」
「可動域を阻害しない装飾」
「装飾いる?」
「いる」
フェリスが無言で予備の上着を差し出した。
「これを着ろ」
「……ありがとうございます」
「破るな」
「努力します」
「努力で済ませるな」
全員から突っ込まれて、シオンは苦笑した。




