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次回予告(二三日内に投稿予定)

第十三話「律の破戒者――【Lawbreaker】 」― 予告―


 ――その瞬間を、誰も見ていなかった。

 プリメラとサーガラの刃が交錯し、ルーチェとオラージュの連携が火花を散らす中――、

 ただ一人、【破戒のウパラ】だけが、別の“世界”を見ていた。


 そして――、その【竜滅の閃光】が奔ろうとした時――、それは起こる。


 世界律の輪郭がゆらりと歪む。

 【それ】が纏う魔力の層が、薄紙を剥がすようにひび割れてゆく。

 ――そして、それは【破戒のウパラ】の右腕へと収束した。


 「……さて……」


 それを成した【破戒のウパラ】に凶刃が届こうとする。しかし――、彼女が見ていたのは、彼女だけが知る【もう一つの術式構造】――。

 ――常識を破る、禁じられた系統。



 微笑むその顔には、恐怖も焦りもなかった。

 代わりに宿るのは、狂信に似た理性。

 彼女の【即席術式】が、初めて“規格外”を超えて形を得る。


 ――system ALAYA:警告――、その構成は過剰な魔力浪費となります。

 ――system ALAYA:実行しますか? Y or N ?


 そして、ウパラは静かに口を開いた。


 「当然――、YESだとも……」


 次の瞬間、術式のその常識が崩れ去る

 世界律を壊しかねない【破戒律】が顕現する。

 【破戒】――、それはすなわち【世界律機能の崩壊と……】。


 【破戒のウパラ】――、彼女こそは【一公】を冠する者であり、すなわちすべての【ルール】を踏み躙ることが出来る者であった。

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