第十六話 幻魔竜王
――それは、先史文明の断片的記録より、天魔族の【研究機関】が再構築した伝承の内容である。
先史文明の伝承に斯くあり――。
【終末の竜神】――、それは人類が悪しき心に染まり滅びるべき存在へと堕落した時、無限異界より帰還して世界に終末を呼ぶとされる大邪神。
先史文明に登場する世界の救済システム【勇者】。それは先史文明における救世の象徴にして、人類に希望の勝利をもたらす者である。
――しかしながら、その勇者伝説において明確に敗北で終わる、唯一とも言える伝承が有る。
それこそ【終末の竜神】の伝説であり――、勇者に導かれた、全人類種、全勢力の大軍団があっさり敗北し、勇者が自分自身の生命と多くの人々の犠牲をもって発動した、【異界追放の大魔法】によって【終末の竜神】を無限異界へと封印する、という最後で終わる。
【終末の竜神】とは、先史文明における人類滅亡の象徴であり、それが出現することは――、一つの文明だけでなく、人類そのものの絶滅を表していたのである。
――そう、それを天魔族達は【幻魔竜王】――、そう呼んでいる。
◆◇◆
魔王城最奥にある魔王の椅子が置かれたホールにて、キルケ・アスモダイオスはただ一人、主の消えた椅子を眺めていた。そこに【マーレ・ベルフェゴル】が四人の女性を連れて現れた。
そのマーレの背後にいる四人の女性――、
――長い青髪の隙間から生えた龍角と、全身に描かれた紋様が特徴的な、タバコを吹かした大人の白衣女性、天魔七十二姫序列29番【ファム・アシュタルト】。
――テンガロンハットをかぶり腰に長鞭を装備した、どっかでみたような冒険家風の女性、天魔七十二姫序列31番【キノ・フォルカス】。
――嘲笑に近い笑顔を浮かべる、メガネを掛けた少しふくよかな白衣女性、天魔七十二姫序列60番【フィス・ヴァピュラ】。
――何処からみても水商売の人に見える衣服をだらしなく着た妖艶な女性、天魔七十二姫序列69番【ステラ・カラビア】 。
この四人こそが、歴史学、考古学、世界構造学、化学、物理、機械、生命、神秘、その他諸々、あらゆる知識・学問をその頭脳に収め、かつてはキルケ・アスモダイオスの師として知識を与え、現在は彼女に従う助手を務める至高の【四博士】である。
「やあ……、マーレ、そして四博士――、もう出撃準備は出来たのかい?」
そのキルケ・アスモダイオスの言葉に、マーレは静かに頷く。
「あ……はい、でもキルケさん……、貴方は本当に出撃しないんですか?」
「……ああ、ワタシにはやるべきことがある――。だから参謀の役は四博士にお願いした……」
「……やはり、イラ・ディアボロスさんの事……」
沈んだ表情で俯くマーレに、キルケは小さく笑って言う。
「……万が一を考えて――、必ず間に合わせるよ――。もっとも、あの作戦が失敗するとは思えないが……。まあ、後始末は城に残るオイレあたりにさせるさ……」
「しかし……、まさかそのような固有権能を――」
「まあ……、でも強力ではあるが――、決して万能ではない……。この力で魔王様の死を回避することは出来なかったし……。今回のことも結局はイラ次第さ……」
そのキルケの言葉にマーレは頷く。
「……イラを信じろってことですね?」
「ああ……」
静かにお互いを見つめあって、そして頷きあうキルケとマーレ。――そしてマーレは笑顔で言った。
「――魔王様の事は――、四博士と私にお任せを……」
「ああ……、頼んだ――、あの少年こそが我が天魔族の未来、それを切り開くための切り札だからね?」
マーレと、その背後に居る四博士は決意の眼差しで頷いた。
そして、再び五人の女性はその場を去ってゆく。
キルケは静かに――、しかし決意の表情でそれを見送った。
◆◇◆
魔王城周辺荒野を囲む森林地帯――、魔王城から北西へ15kmほどの地点に二人の天魔族が立っていた。
一人は、身長がルーチェとタメを貼るくらいに大きく、しかしその身体の筋肉がもはや筋骨隆々の大男にしか見えない、どデカいハンマーを肩にかついだ厳つい姐さん、天魔七十二姫序列43番【メナラノ・サブナック】。
もう一人は、普通の身長であるがゆえにメナラノの姐さんの隣では、小柄な女性にしか見えない灰色のビジネススーツ姿の女性、その手に建築設計資料一式を持った天魔七十二姫序列39番【サーラ・マルファス】。
メナラノの姐さんは不敵に笑いながらサーラに言った。
「じゃあ……、サーラ始めんぞ!」
「はい……、承知致しました。お任せください――」
サーラは静かにその手の建築資料を地面に置く。そして――、
「さあ――、ここより先に至ろうと侵略を目指す幻魔様方――。ここに建築するは我が設計施設【第陸號対幻魔竜王戦線防衛砦・即型】でございます。どうぞ、我が匠の技を御覧くださいませ……」
そう言ってサーラは静かに頭を下げてから、その言葉を紡いだ。
「仮想魔源核――開放……」
【system LOGOS:――分割神核機能・個別世界律限定適用を開始致します】
【system LOGOS:――個体識別符名・天魔七十二姫、序列39番、サーラ・マルファス】
「礎に世界律、壁に因果、塔に視座を――匠の御業、ここに成る。固有権能行使……」
【system LOGOS:――固有権能・匠の御業(Master of Architecture)】
その瞬間、記録動画の早回しのごとく、その場に建物が組み上がり始める――。そして、見るまに小さな魔王城とも呼べる、左右へと長く伸びる長城を伴った砦が生まれたのである。
その姿を満足気に眺めたメナラノの姐さんは、サーラに向かって笑いながら言った。
「おーし、ご苦労サーラ……。仕事あがりでいいぞ……」
「……はい、では――」
そのままさがってゆくサーラを見送ってからメナラノの姐さんはその砦へと向かい、その内部に足を踏み入れた。
そして、その内部施設の仕上がりを眺めてから言った。
「さすがサーラだ……、最高の仕上がりじゃねーか……。じゃあ、アタイの仕事と行こうか!!」
そうして不敵に笑ったメナラノの姐さんは、その手にしたどデカいハンマーを数回振り回した後に、その前下方に構えた状態で言葉を紡いだ。
「……アタイが立つは不壊の至城――、難攻不落の絶対防衛要塞!! 仮想魔源核――開放!!」
【system LOGOS:――分割神核機能・個別世界律限定適用を開始致します】
【system LOGOS:――個体識別符名・天魔七十二姫、序列43番、メナラノ・サブナック】
「城塞は聞け。ここが門、ここが喉、ここが心臓。アタイが立つ限り、落ちぬさ!! 固有権能行使!!」
【system LOGOS:――固有権能・無敵城塞(Invincible Fortress)】
その瞬間――、出来上がった砦に、破壊行為が一切不可能な加護と、敵対者進入時に敵に対してのみ無限に迷い続ける迷路化の加護を双方付与した。
「……ようし! アタイがこの砦に居る限り……、ここは難攻不落だ――。入ってきな魔王サン!!」
その声に答えるように――、少年魔王・天魔総司を先頭にオラージュ・ヴェルゼビュート、さらには参謀幹部・四博士を初めとした後方支援要員の一団が、各種物資を輸送する馬車と共に入場してきたのである。
各自、入場した後方支援要員は、砦の各所に各自の作業場を組んで支援体制に入る。そうしているとオラージュが総司に耳打ちした。
「最前線――、【メイア・レヴィアタン】指揮の陸戦部隊が敵下級幻魔群と交戦を開始した模様でございます」
「分かった……、そのまま幻魔群の侵攻を抑えておくように指示して……」
「承知いたしました……」
そして……、その指示はケロナ・アグレアスによって最前線へと届けられた。
「……ふ、ここを任された以上、ソージの命令を遂行するのみじゃ! よいな……、ミーヌ!!」
「もちろんでございますメイア様……」
【中央一帯最前線第一戦列部隊】
部隊司令官:水魔兵メイア・レヴィアタン
幕僚:水魔兵ミーヌ・フォルネウス、水魔兵レピ・フォカロル、水魔兵シレーナ・ヴェパル
各隊指揮官:魔剣士コル・フェニックス、魔剣士ファルチェ・フォーカス、魔剣士プリシア・アンドロマリウス
兵隊:水魔兵32名、魔剣士24名、重装槍士24名、メイド兵(剣士)24名
戦場にあってコル・フェニックスは、心のなかで思う。
(――イラ様……、ジード様――! この戦いこそ、俺のすべき仕事をこなしてみせます!)
――そうして、数名の魔剣士と重装槍士を伴って、下級幻魔の群れへと突撃を敢行した。
そして、さらに左右翼――。
【右翼側最前線第一戦列部隊】
部隊司令官:騎馬騎兵クーニュ・エリゴス
各隊指揮官:騎馬騎兵ステルラ・オリアクス、戦獣騎兵ラン・アンドラス、戦獣騎兵シュカ・ザレオス
兵隊:騎馬騎兵16名、戦獣騎兵8名
【左翼側最前線第一戦列部隊】
部隊司令官:騎馬騎兵スー・アロケル
各隊指揮官:騎馬騎兵コィン・オロバス、戦獣騎兵プネウマ・ムルムル、戦獣騎兵シオン・プルソン
兵隊:騎馬騎兵16名、戦獣騎兵8名
黒騎士クーニュ・エリゴスが配下の騎兵達に命じる。
「右翼側から漏れ出る幻魔群を一切通すなよ? 戦える限り走り続けろ……」
「はい!!」
その命令に、配下の天魔族達は気合の籠もった声で答えた。
【第二戦列火力部隊】
部隊司令官:戦術術師メディア・アスモダイオス
幕僚:騎馬騎兵(弓)ロート・ベリス
各隊指揮官:戦術術師リオ・ビュレト、戦術術師クレーエ・ナベルス、戦術術師ドラコー・ブーネ、戦術術師トゥルエノ・フルフル、戦術術師モルテ・ビフロンス、戦術術師マオ・プロケル、戦列弓兵リェレン・レライエ、戦列弓兵ジュビア・ヴィネ、森林弓兵ウルン・バルバトス
兵隊:戦術術師36名、術技師12名、戦列弓兵36名、森林弓兵24名
【前線支援部隊・補助術支援】
部隊司令官:補助術師アウィス・ストラス
各隊指揮官:補助術師アヌ・サミジナ、補助術師メイレ・ヴォヴァル、補助術師ルチェル・ヴォラク、補助術師メイニー・アンドレアル
兵隊:補助術師24名
メディア・アスモダイオスは遥か前方上空を飛翔する大竜神を睨む。
「総司様に我らの力を今こそ示すのみ!! よろしいですね?!」
「は!!」
その術師達は各自の術触媒を起動し、そして弓兵の群れはその弓に矢をつがえた。
【前線支援部隊・医療支援】
部隊司令官:盗賊レーベ・マレフォル
兵隊:ナース兵12名、メイド兵12名
金髪碧眼、三つ編み髪のエルフ・盗賊レーベ・マレフォルは薬瓶類を確認しつつ背後に控えるナース天魔族たちに言う。
「いいかい? 薬瓶のラベルに間違いはないよね? 正しく優先順をつけて正しく癒やし続けるんだ……」
「了解です!!」
その返事にレーベは満足そうに笑った。
【前線支援部隊・狙撃支援】
部隊司令官:特務狙撃兵モノ・グシオン
兵隊:特務狙撃兵4名
迷彩を纏った近代的狙撃銃を持った者たちが闇に紛れて進んでゆく。
「……」
特務狙撃兵モノ・グシオンは、黙って任務遂行の為に前進してゆく。
【航空機動部隊】
部隊司令官:有翼兵レパード・シトリー
各隊指揮官:有翼兵アーラ・ハーゲンティ、有翼兵ヴィノ・ザガン
兵隊:有翼兵36名
空を仲間たちとともに飛翔するレパードは一度、後方にある少年魔王の居る砦に振り返る。
「……大丈夫よソージくん――。私達が貴方を守るから……」
そう言って静かに微笑んだ。
【戦術工兵・遊撃部隊】
部隊司令官:盗賊ナハシュ・オティウス
各隊指揮官:盗賊リリア・グラシャラボラス、盗賊ヘレス・ラウム、盗賊キコーニア・シャックス
兵隊:盗賊12名
【第三戦列砦前防衛部隊】
部隊司令官:重装槍士チェルナ・フラウロス
幕僚:重装槍士ヴール・アミィ
兵隊:重装槍士24名、メイド兵(重装)24名
第三戦列防衛隊長に選ばれたチェルナ・フラウロスは、傍にいてブツブツ独り言を言うヴール・アミィに言った。
「まあ……、ここまで来る可能性は低いが――。状況によっては……、いいなヴール!」
「え、はい……、ごめんなさい……」
その謝罪のセリフを聴いて、チェルナはコイツ変わらないな……、と苦笑いした。
【後方支援・警戒索敵通信】
要員:補助術師ケロナ・アグレアス、補助術師アクイラ・ヴァサゴ
ケロナ・アグレアスは、傍に控えるアクイラ・ヴァサゴに言う。
「じゃあ……、久しぶりの連携で行くよ?」
「はいケロナ様……、正しくお役に立って見せます……」
その強い意思のある目を見て――ケロナは優しく微笑んだ。
【後方支援・兵員転移輸送及び兵站管理】
班長:商人ヴァロナ・アマイモン
要員:術技師スース・マルティム、商人パロマ・ハルファス
【後方支援・高度医療支援】
班長:ナース兵マーレ・ベルフェゴル
要員:ナース兵レオネ・バルバス、ナース兵カプラ・ブエル、ナース兵クラーヴァ・フォラクス
支援兵:ナース兵12名、メイド兵24名
ヴァロナとマーレは、お互いに部下に指示を下して、各自の作業の準備を行っている。
【中枢司令部】
総司令官:魔王・天魔総司
幕僚・支援砲撃・支援爆撃:メイド総長オラージュ・ヴェルゼビュート
参謀官:四博士ファム・アシュタルト、四博士キノ・フォルカス、四博士フィス・ヴァピュラ、四博士ステラ・カラビア
砦・無敵城塞化:ハンマー兵メナラノ・サブナック
支援兵:メイド兵12名
【全支援的対応(戦場全体に支援アイテム提供)】
要員:商人ジェニー・セーレ
そして、前線拠点中央司令部に総司とオラージュらは集っていた。
ふと、編成表を見ていた総司が疑問を口に出す。
「あの……、オラージュさん? この全支援的対応というのは?」
「……ああ、それは――ジェニー・セーレさんですね。あの人は明確に非戦闘員で、戦闘では全く役にはたちませんが……、いて欲しい時に何故かいる人なので、手持ち出来るサイズの支援アイテムを配ってもらっています」
「え? 非戦闘員ですよね? 大丈夫なですか?」
「……ええ、大丈夫ですよ。あの人戦場で攻撃が命中したことありませんし……。ここ数百年――」
「――!」
――数百年命中なし?! 流石に驚いた総司であったが……、まあそういう事もあるのだろう、と無理やり納得した。
そして――。
「潜伏中のルーチェたちは正しく戦場を迂回して――、その向こうの幻魔竜王へと接近しつつあります。そのまま進み――、ある程度接近……、幻魔竜王への突破口を開いて、各自の固有権能にて幻魔竜王の両翼を切断……、その機動力を完全に削ぎます」
「はい……、その後、オラージュさんの昇格型固有権能【鏖殺神剣】を連続で叩き込む……。現在の僕の【魔源核】数は六ですから……、十分幻魔竜王を倒せるレベル……ですね?」
オラージュの説明に総司が続けて、その総司は、その後に傍に控える四博士を見た。
「ええ、おそらく三本命中で十分かと……」
総司は、その答えに満足そうに頷いて……、そして、戦場に立つ皆を想った。
(――皆……、死なないでくださいね……)
それこそが総司が願う一番の想いだった。
◆◇◆
【幻魔竜王両翼切断任務部隊(術式迷彩で潜伏中)】
総司令官:ルーチェ・イブリース
幕僚:魔剣士プリメラ・ベール、術技師カミーラ・パイモニア
要員:魔剣士ミーレス・ゼパル、魔剣士ドロッセル・カイム、魔剣士ナミル・オーゼ、魔剣士ムート・キマリス、拳法士イエプレ・アイポロル、拳法士アリファ・マルコシアス、拳法士トロ・バラム
支援兵:魔剣士24名、拳法士24名
術式迷彩によって森を進むルーチェたちの進む先――、天をゆっくりとした速度で魔王城へと進む幻魔竜王がいた。
それを見て――、プリメラが静かにかすかな声でルーチェに言う。
(――なにか……、妙だな……)
(師匠? ……どういう事です?)
(……何故あんなゆっくりなんだ?)
プリメラの言う通り幻魔竜王は、ゆっくりと緩慢な速度で魔王城への空を進んでいる。でも――、幻魔竜王の本来の速度なら、魔王城まではともかく目前の砦にならば、即座に取り付けるぐらいの速度は出るはずだ。
そもそも、この作戦をルーチェが考えたのも、いつもの幻魔竜王と違ってのんびり動いて、近づく気配がなくイラがいないこともあって独自の作戦を考えたからである。
すこし、気になったがルーチェは任務遂行に集中することにする。そもそも本能的に殺戮するだけの幻魔竜王がなにをするというのか?
――この作戦の小さな隙が、先に起こる事態を生み――、
――そして奇跡の時に至る。
◆◇◆
魔王城のベッドに寝て、ただ虚空を眺めるだけのイラ・ディアボロス。
その傍の椅子に腰掛けてキルケ・アスモダイオスは言う。
「……今から行うのは、本当はメディア向けに考えたものだ……。ある意味、君は実験台になるようなものだから、――成功してもワタシに礼を言う必要はないよ……」
そう――。
「君にはやるべき事も……、やりたいことも……、そしてあの子に言うべきことも、――まだあるんだろう? ならば……」
もう絶望に――逃げる事は辞めなければならない。
「……だからね?」
キルケ・アスモダイオスは立ち上がってその右目に手をかざした。その瞳は薄く光を帯びており……。
「仮想魔源核――開放」
【system LOGOS:――分割神核限定機能・全情報への接続門を確認。自動認証接続開始】
【system LOGOS:――認証用個体識別符名・天魔七十二姫、序列32番、キルケ・アスモダイオス】
「固有権能行使……」
【system LOGOS:――世界律管理者権限を一時的に最上位に変更。干渉領域座標定義ok。干渉可能時間3min】
【ARCH LOGOS:指示をどうぞ:▶】
「……さあ――イラ・ディアボロス。目覚める時間だよ……」
そして――、イラ・ディアボロスは……。




