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君は僕の、座敷童  作者: 歩芽川ゆい
2/13

2:噂話

まだ前置きです。次から本編が始まります。

『京都のどこかに、座敷童のいる旅館がある』


 近年SNSなどで囁かれている都市伝説だ。

それを聞いた座敷童ファンが、この情報でこぞって場所探しをしたが、それはどうやっても見つからない。

 それでウソ情報だったのではないかと疑った人々が情報発信元を探すと、それは実際にこの旅館に泊まったことのある人たちや、彼らから話を聞いた、孫や知り合いだったことが分かった。

 彼らによると、著名人、財界人など相当数が、その宿で座敷童に会っているらしい。座敷童と話をした者も多数いるようだ。だが今でも存命の彼らは口が固く、それ以外は語らなかったという。

 そしてその姿は見なかったものの、足音や笑い声を聞いていた客から話が伝わったようだ。


 真実味が増したことで面白がった者たちが、再度旅館探しに乗り出した。漏れ聞いた場所を衛星地図で探せば、確かにそれらしき建物があると大騒ぎになり、乗り込むもの達が続出したが、不思議なことにだれ一人その旅館にたどり着けた者はいなかった。

 何しろGPSを使おうと、紙の地図でも、方位磁石を使っても、ひたすら同じところを回るだけで、どうしても見つけられないらしい。

 熱しやすく冷めやすい彼らはしばし騒いでいたものの、まったく見つからないので次第に興味をなくしていった。


 あとにはその噂だけが残り、いつしかそこは、幻の旅館と呼ばれるようになった

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