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魔術師フレイは星を観た  作者: るぶぶ
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別れと出会い

私は今何をしているんだろう、これはどう言うこと。

心を埋め尽くしたのは恐怖。

家の外で悲鳴が聞こえたと思うと家のガラスが割れ、何かが入ってきた。

兎の形をしたでも兎なんかよりもっと悍ましい気配を纏っている生物だ。


「早く、フレイ、逃げて!」


「お母さんッ、、、でも、、、」


お母さんに無数の兎がお母さんに飛びつき牙を立てる。

プシュっと血が飛び散る。

お、、、母さん、、、。


「何やってんの!早く逃げろって言ってるでしょ!、、、、昔から聞き分けよかったのに、、逃げて遠くへ」


手で私を押した瞬間だった。首を噛まれたお母さんはまるで最初から動いてなかったかのように倒れた。


「お母、、、さん、、、、」


兎が次々やってきて貪る。

気が付けば裏口から私は走って逃げていた。

はぁはぁはぁ、、、これでほんとにいいの?

お母さん、、、。

走る足を止めたのは兎だった。

目の前に5羽、気づけば後ろにもいた。

次々と増えていく兎に恐怖を覚える。

脱兎、封印された大昔の魔獣。

お母さんの読んでくれた絵本にでてきたそれにそっくりだった。

じわりじわりと距離を詰めてくる。

ごめん、、お母さん、、、。

兎が跳ねて私を襲う。

その瞬間私は意識を失った。



パチパチっと薪が爆ぜる音で目を覚ました。


「起きた?」


聞こえたのは聞き覚えのない声。

お母さんの声ではない。

女性の声ではあるものの、もっと若く大人しく声だ。

ゆっくり体を起こすとそこには一人の金髪の少女が焚き火の前でうずくまっていた。


「あなたは、、、、」


「私はサーシャ、魔術師。世界を旅してる途中だった。ごめんあなたの家族と村の人、、助けられなかった」


その言葉を聞いた途端、思い出してしまう。

はぁはぁはぁはぁ


「落ち着いて、ここは大丈夫」


その言葉を聞いた途端、なぜか安心した

息を整え気を紛らわすために質問する。


「あれは、、、あれはなんだったの、、、?」


「あれは魔獣、脱兎。封印されていたのに、アレがアレが解き放たれたせいで、、、、」


金髪の少女は唇を震わせながら、まるでなにかに怯えてるかのように言う。


「アレって?」


「わからない、、、わからない、、、、、」


ひどく怯えていた、いやそれだけではないのだろう恐怖の他にも後悔も混じってるように感じる、

少し間が空いた。話しをしようとした瞬間彼女の口が開く。


「あなたは、あなたはこれからどうするの?」


「これから?」


お母さんがいなくなったことの実感が全くない。まだ普通に生きていると思ってしまうが目に焼きついたさっきの光景がそれを否定する。


「よかったら、、、、私の行ってるとこに来ない?」


顔を上げて答えた。


「あなたの所?」


「私の家、魔術の家系で家が昔からだだっ広いのよ、そこなら住むとこもあるし食べ物もある、、、あなたがいいなら、、、」


いくところのないわたしにはよりすがれるものがそれしか無かった。


「お願い」


それから彼女との長い付き合いが始まった。










読んでいただきありがとうございます!

これからフレイとサーシャの冒険が始まります!

二人の旅にどうぞよろしく!

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