路傍に泣く人よ
掲載日:2020/02/12
そうか君も故郷を
思い出したか 荒野の花に
白き顔うつぶきて咲く
香り高き水仙の
やまぬ雨にやむにやまれず
傘をさしたるわれの下
青猫一匹 まぎれこむや
追うにおわれず なすすべも無し
背中丸めて 泣く人よ
遠き日々に 胸焦がしては
戻れぬこのみち振り返りつつ
岸壁に咲く あの海に
やむにやまれぬ雨に泣く
帰る場所はいずこにあるか
赤き血潮に 流れる川
あの啼く声は トンビかな
あの啼く声は トンビかな
* * * *
線路わきの水仙の写真を見たら、とめどなく悲しみが湧いてきたのです。それが何でなのかはあんまり考えたくは無いのですが、もしも過去の私がそうしていたならきっと、こう声をかけるんだろうと思います。「よくあることだ、気にするな」って。




