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パラドクスは終わらない  作者: 霧蒼はると(ヤマハ)
序章 予知
1/8

プロローグ 仮説

 

  ここはどこだろうか、暗いのか明るいのかすら明確でない。手足がどこにも触れていないというのに、まっすぐに俺はたっている。匂いはない、何も聞こえない、触れようと手を伸ばすが何も触れない、空気を舐めてみようとするも舌は空回った。

  わかったことは一つ。俺が普段見ている光景とは違うこと、この場所は空気でも液体でも固体でもないこと。

  ふと気づく。声が出るのか試していないということを。

  「――あ」

  声は出るようだ。


  「俺は…火之神大希(ひのかみたいき)

  名前も言える。記憶はある。


  それからしばらくそんなことを繰り返していたのだけれど、突然光のようなものがこの場所に現れた。

  気づけばそこには人がいた。いや、人というにはあまりにも眩しく恐ろしい。見た目は人と変わらないのにだ。


 後光のようなものが指していて顔も色もわからない…。だからシルエットだけで分析しよう…とするも対象からも光が漏れているといった感じで何も掴めない。

 だが、光の及ぶ範囲からある程度の距離感というものはわかる。5メートルくらいだろうか。


 そうこうしているうちに対象は唇を動かし始めた。

 


 

 

 

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