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とある本丸の審神者日記  作者: Sillver
チュートリアル
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本丸解説と不安




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




こ「さあさあ、葵様、陸奥守殿。ここが本丸ですよ!」


ゲートをくぐり抜けた先に見えたそこは、優美な日本家屋だった。庭には桜の木があり、満開の桜が咲き誇っている。池の中には鯉がのんびりと泳いでいた。敷地内には、倉、道場、母屋、離れ、馬小屋があり、さらには畑もあり自給自足が出来るようだ。


こ「中々、広いでしょう?今は葵様と陸奥守殿しか居られませんがじきに刀剣男士の方々も増え、賑やかになりますよ」


そんな会話をしつつ、本丸の中を案内され各部屋の説明を受けていく。厨房等の扱いについても説明を受けた。何でも見た目に反し、オール電化なのだそうだ。……無駄にハイテクだった。そもそも、ここは亜空間でありどうやって電気をこちらに送っているのだろうか。そんな事を考えているとこんのすけから鍛刀部屋、手入れ部屋、審神者の部屋について詳しく説明を受けた。


こ「こちらは鍛刀部屋です。後で、鍛刀の詳しい説明を致しますので部屋の機能だけご紹介します。ここでは、鍛刀をし新たな刀剣男士を顕現する事が出来ます。隣は手入れ部屋です。傷ついた刀剣は手入れをしなくては癒える事はありません」


葵「おーい、こんのすけや。私が何か忘れとりゃせんかー?」


こ「あ」


葵「思い出したのならそれでよろしい」


こ「えー……。最後に、こちらは審神者部屋になります。葵様の寝室となります。中のレイアウトは現世のお部屋と似た雰囲気にしておきました。執務室はお隣です。以上で各部屋の説明は終わりですね。何か質問はございますか?」


陸「おーる電化とはなんぜよ?」


葵「使っていけば分かるよ。きっと驚くだろうね」


こ「説明が難しいので、葵様が仰った通りです」


陸「応えになっちょらんのう……」


こ「質問はもうなさそうなので、いよいよ出陣と参りましょう!出陣は、門にある時の歯車を使って時間を遡行します。このまま、陸奥守殿は出陣なさって下さい」


葵「ちょっと待って。顕現したての陸奥守さん一人で行くの?何振りか鍛刀してからじゃ無いと危険でしょう。もしくは、私も行くか」


陸「主、心配いらんぜよ。わしは頑丈じゃき。それに、主はさっきの祓えで怪我しちゅう。無理は禁物じゃ」


こ「陸奥守殿もこう仰ってますし、大丈夫ですよ」


陸奥守さん一人で戦場に行ってしまった。ここで、なんとしても私が一緒について行っていればあんな事にはならなかっただろうに……。

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