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木になる女  作者: のび太
4/10

思春期最強伝説

まこの通う学校は小中一貫校のため、

中学生進学で大きな環境の変化はなかった


そこで、いたって落ち着いた中学生活を過ごした


そんな中でも

少しみんなを驚かせたといえば


学園祭で、コントをやった事


まこは忍者に扮し、手裏剣の代わりにベティーおばさんが作ったクッキーを投げる

相手は修道女なのだが、どういうわけか大きなバズーカを持っている

ギャグを見せて修道女が笑わった隙に、

そのクッキーを食べさせると

修道女は懐かしい味に泣きながら武器を置いて仲間になるという話


彼女の笑いのセンスは

研究所の所員も、世の中も、

置き去りににしていた


しかし、みんな、まこのはれの姿に喜んだ




困らされる行動も少しはあった

まこが駅前のベンチの裏の花壇に入り、

木になって一日過ごした事があった


行きかう人々を観察するのが目的だった


彼女と気付く知り合いもいれば、ほとんどが全く知らない人だった


そして、そうと知らずに木の下で待ち合わせをする人

日差しをよける人

ベンチでもたれあうカップル

木に抱きつく子供もいた

それを一日眺めているのだった


こういう事はやめてほしいと話をすると

まこは素直に了承してくれた





落ち着いた日常がつづき


もう木にはならないんでないかとさえ思った





しかし平穏な日は続かなかった

問題は高校生になった頃から現れる



その原因は2つあった


彼女の性格がまだ未熟であった

そして、彼女の性質は思春期の恋に対して相性が悪かった




その一端



この日、少し目立つことになってしまった


高校生になってから電車で通学をするようになったのだが

そこで捕まえた痴漢ともめたのだ


そして、結果的にはその男を殴るにいたってしまった


相手はその場を立ち去ったが


それで終わらなかった




数日後、家の近くで二人組の男に声をかけられた

一人の男に腕をつかまれた時点で

まこは、相手の男を数発殴り地面に倒した


しかし、それを見たもう一人の男が

拳を振り上げた

もう、まこに対して女性への手加減は捨てている


しかし男が殴った相手はどういうわけか堅い樫の木であった

拳に激痛がはしる

よく分からないまま、また現れた彼女に数発パンチを受けて

その男もその場に崩れた




彼女はこの事を問題にしなかったが

彼女が木なるとすぐに分かるようになっていた

そして、両親の職場に不審な電話があった事から

研究所の所員が問いただすところになった



こんな時、どうなるか

黒幕は、あの時の痴漢であることはすぐに調べられた


痴漢の事件があった後、警察が彼を訪ねたようだ

それが、彼の社会的立場を悪くしたため腹を立てたようだ


研究所の所長が連絡を入れると、

痴漢の男に対する事情聴取、家宅捜査がすぐに始まった

罪はこれに限らず

厳しく反省してもらう結果になった


この件で、木を殴った男は

目の前の事実をすぐに理解できなかったものの

手際よく捜査・逮捕が進む様子に

ぼんやりとだが状況に対する確信をえるのだが

それも、現状への大した影響にはならなかった




大きな問題はこの後、起きる


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