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夢の番人代行中  作者: ほろ苦
7/16

夢の神

今回は短いです

38.6℃熱が出た

珍しく風邪を引いた


私、村中りお

普通の主婦35歳は健康には自信があったのに・・・・・

家族が仕事や学校に行くのを見送ると風邪薬を飲んで倒れるようベットで眠りについた



夢の中


ふわふわ

真っ白な世界・・・じゃない!?


いつもと違う・・・・・

私は光玉になってフワフワ浮いていた

自分なので何色なのかわからないけど

石造りの建物の中でやたら広い空間が広がっていた

窓?ようにぽっかり空いてある所から外が見える

雲がひとつもなく空の色が桃色だ


不思議な世界


普通の夢を見ているのかな?


最近、強烈な夢の番人の夢ばかり見ていたもので自分が普通の夢を見ても記憶に残っていなかった

バタバタと走る音が聞こえてきた

音が聞こえる方にフワフワと見に行ってみると

白い髪に紫色の透き通った瞳、服装は黒いローブを着ていて

背中に片翼が付いている青年を見つけた

何か本?を手に持ち、小走りで走っていく


「リア様!どこですか?大変です!」


黄金色の模様がある扉に入っていく

「私はここです。どうかしましたか?スナレティム」

スナレティム!?

私はまじまじと片翼の青年を見る

彼からは私の存在がわからないようだ


「夢の暴走が始まっています。見てください!このデーターを」


リオ様・・・私は青年が駆け寄って行って話しかけている

黒く床までつく絹のような長い髪、女神のように美しい私と同じ名前のリオ様をみる


スナレティムが持っていた本を開いた

本から光が出来てきた数字が並ぶ

私にはさっぱりわからない


「なぜこんな事が・・・・・」


「わかりません。とにかく夢の修正を」


「わかりました。すぐにします」


そういうと、リオ様は部屋の奥にあった黄金に輝く大きな水瓶に両手をかざす

水面に波紋が広がり

中から大小丸い球体が数個浮かび上がってくる

リオ様が目を閉じ、集中すると球体の色が変わりゆっくりと回転する


「これで修正出来るはずです」


「あぁ、ありがとうございます・・・・・」

そういうと、スナレティムはローブの中に隠していたナイフを手に取り

リオ様を背後から襲った

刺される!!?

私はただ見ている事しか出来なかった・・・・・


リオ様はゆっくりと倒れ動かなくなった


「ふ、ふふ。これでこの世界をわたしのモノに出来る!!!」

あはははは!!!!!

高らかに笑うスナレティム


これは悪夢なのか?

光玉の私は混乱していた

こんな夢嫌だ、覚めろ覚めろ・・・・



重たい瞼を開く

体が重たい

熱がまた上がったのか頭がボーする

汗もいっぱい掻いている


「嫌な夢・・・・・スナレティム・・・・・」


私はスナレティムに会えないことに苛立ちを感じた

前回、カルロイヤルが私を夢の神と言った

あの夢のリオ様は私なのか?

頭がボーとする

なにもわからない


なにも考えたくない・・・・・


私はまた瞼を閉じ、眠りについた

運動会でした・・・・・もうバテバテです・・・・・

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