登場人物
※現在でてきている人物の紹介です。名前だけ登場しているひともいます。随時更新&ネタバレ禁止ですので安心してください。
《篠宮春陽》
生来病弱で、現代日本では原因不明でとうとう余命宣告を受けるはめに。
自分があと数年の命だと知った春陽は、夜中に病室を抜け出すという自殺同然の暴挙にでた。しかし逃げ出した先の、病院の中庭から平行世界へ迷い込んでしまう。主にとばっちりで。
迷い込んだ先で、断罪者のキースと、守護者のアシュレイに保護される。二人に紹介された先は、アストレア王国イストニア領を治めるラザルード侯爵家だった。
そこで今まで原因不明とされていた体の原因は、世界樹の恩恵であるエーテルを体内に取り込めないことだと判明した。
セフィロスで寿命を迎える心配がなくなった春陽は、日本へ、両親の元へ帰るために奮闘する。
《キース・ネイカー》
断罪者の若き色持ち。
自身を示す色は黒。左耳に色持ちである印である、漆黒の結晶石でできた雫形のピアスをしている。ピアスには断罪者の紋章が刻まれている。
国家反逆罪であるムーラ・シュトラールを捕えるため、アストレア王国内北方ウィダの森で賊掃討作戦を決行中にアシュレイ、春陽と出合った。ちなみに作戦中はロランと偽名を使い、イストニア軍に入っていた。
春陽を元の世界に帰すまで断罪者代表として監視、護衛の任を上司から丸投げされた。春陽の存在は極秘中の極秘であり、キース自身の任務もこなさなければいけないため、イストニアを取り敢えずの拠点とすることに。
アシュレイとは初対面のときからソリが合わず、しょっちゅう嫌味の応酬が勃発してしまう。
基本的に短気で、静かにキレる。
《アシュレイ・ハーネット》
守護者で聖都イースにおいて月読の護衛をしていた。
月読本人からの信頼も厚く、東方での異変を察知した月読から偵察の任を出されアストレア王国へ向かう。情報を集めていくうちに、ウィダの森でゴタゴタが発生していることを知り、月読の星読みの場所がウィダであると確信する。
ウィダの森でキースと春陽と出会う。
クレアという真珠色の鱗をもった騎竜に乗って移動することが多い。
春陽と出合ったばかりにも関わらず、春陽にメチャクチャ甘い。
春陽を護り隠すため、守護者の任を一時離れるための手続きをするために聖都イースへ戻る。
創造神が一手間も二手間もかけたかの如く整って綺麗な顔立ちをしている。綺麗ではあるが、決して女性的ではなく、男性的な美しさを持った美青年。
その美しい顔からは想像できないほどの毒舌をもち、キースとよく口論する。美しい花には棘があるを、地でいっている。
とある事件が切欠で、断罪者側から“最凶”の守護者の呼び名がついている。
《カルロス・ランカスター・ラザルード》
世界四大国が一つ、アストレア王国にてイストニア領主ラザルード侯爵家の当主。
国家犯罪者がイストニア地方のウィダの森に逃げ込んだことから、断罪者のキースに捕縛の協力を頼まれる。その後、脅されるように春陽を匿うことを強制された。
よく言えば平凡、悪く言えば地味顔。イストニア領内での評判は上場である。
キースを筆頭とした面々と知り合ってからというもの、頭痛と胃痛がお友達になりつつある。痛み止めは手放せない苦労の人。
妻と娘を溺愛する。
妻のオリヴィアに一目惚れし、なんとか口説き落とすことに成功(ちなみに妻のオリヴィアには頭が上がらず、常に尻に敷かれているのが現状)。長女マリアンヌ、嫡男マシュー、次男テオドールと、三人の子宝に恵まれる。
《月読》
聖都イースにいる巫女姫。星の動きから世界の事象を読み解く先視の能力をもつ。
アシュレイを東の地に行かせた張本人。界渡が起きたことを知る数少ないうちの一人。
《パメルニア・エスタニシア》
イストニア城で侍女をしている。
女らしい豊満な肢体をもち、優しげな風貌の女性。春陽の世話をする。
たおやかな雰囲気とは裏腹に、キースに一歩も引かないで対応する勝気な一面もある。春陽に対してはひたすら優しいお姉さん。
城の面々からも一目置かれる優秀な侍女。
《アレクシス・ユマラ》
イストニア城の医師長を務める。イストニアでは唯一の医療魔術師であり、魔術師としては変わり者という評価を受けている。
城を抜け出しては城下で患者の診察をしているが、遊ぶ目的も多分に含まれている。
医師としては国内でも上位に入り、春陽の倒れた原因も見抜いてみせた。
人をくった性格で、アシュレイやキースとも飄々と渡り合っている。
《カーティス》
イストニア城詰めの一般兵。城下のミュゼに妻子がいるが、普段は兵士宿舎にいるためなかなか会えないのが悩み。
面倒見がよく、隊長としても部下達から慕われている。
春陽の子守を押し付けようと企んでいたキースに目を付けられたのが運のつきだと本人は思っている。
《ルイス・キャメロン》
解析の魔法師。イストニア城の解析は変人ぞろいと有名だが、その中でも群を抜いている。
祖父がイストニアの魔法師、魔術師を束ねる長をしており、本人は七光りだと公言しているがその実力は本物。
よくカーティスで魔法薬などの実験をしている。カーティスだけではなく、新人の兵を狙って行っているため新人潰しとしても名高い(解析全般だが)。
魔法に関すること意外は無頓着で大雑把になりやすい。
《ジオ》
カーティスの部下。一般兵。
《ルカ》
断罪者。キースの部下で、主に諜報を主体に行動している。
《ムーラ・シュトラール》
国家犯罪者で数年前からキースに目を付けられていた。元は貴族だが、ある事件をきっかけに一族郎党を皆殺しにされた。逆恨みから闇社会で復讐の機会を窺っていた。
キースたちが追う犯罪者組織の幹部だったが、ウィダの森にてキースに捕えられる。組織についてはなにも話さず、暗い牢獄に幽閉されている。
《オリヴィア・リン・ラザルード》
ラザルードの奥方。現在はテオドールと共に王都に住む。
《マリアンヌ・ベルナ・ラザルード》
ラザルード家に長女として生まれた。容姿は平凡だが、気の強い母親似の性格をしており、浮いた話の一つもない。ひっそりと父親のラザルードに嫁遅れを心配されている。
《マシュー・コート・ラザルード》
ラザルード侯爵家嫡男。マリアンヌと共に領地経営の補佐をしている。
《テオドール・ラーナ・ラザルード》
ラザルード侯爵家の末弟。王都にある学院に通っている。