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それでも何とかしてゲームの内容を思い出そうとした。あれだけやり込んだのだ。もしかしたら他のルートでチラリと会話で出てきたかもしれない。


(おかしい……他の攻略者の方が思い出せない)

王子殿下の事は思い出せるのに、他の6人の顔も名前も思い出せないのだ。モヤがかかったように確かにゲームの表紙は思い出せる。

王子以外はなんだかモヤがかかって思い出せないのだ。


(もしかして、思い出すには何かトリガーがあるのかしら)


王子殿下の時は紅茶を飲んで思い出した。もしかして違う紅茶を飲めば何か思い出すかもしれない。


(せっかく恥ずかしい想いして慌てて帰ってきたのに、何も手掛かりもないんじゃ作戦も立てれないじゃない。)


とりあえず当面の目標を日記に記す事にした

『①婚約者にならない』

『②他の攻略者を思い出す』


①は今日淑女ならあり得ないことをした。

それにお茶会では他にも綺麗な令嬢が沢山いて、何人か強烈な令嬢もいるだろう。私の事もすぐ忘れる。しばらく仮病を使って自室に閉じこもっておけば選ばれる事はないだろう。



②は毎日色んな種類の紅茶を飲めば何か思い出せるかもしれない。珍しいお茶を飲みまくれば思い出すかもしれない。


(そういえば今日飲んだ紅茶はなんだったのでしょう……いえ、知ろうとしてはいけないわね。殿下に興味があると思われてしまうわ)


ひとまず今後の方針がたった。

たったところでメイドを呼ぶ。なんだかどっと疲れたのだ。ひとまず昼寝をさせてほしい。楽な服に着替えたい。お茶会から波乱だったのだから。


(ちょっとくらいゆっくりしてもバチは当たらないわよね。)

メイドにドレスを脱がせてもらい。お風呂でさっぱりして、とこについた。


(あぁ、怒涛だったわ……)

ゆっくり目を閉じてしばしの安眠についた。


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