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1.プロローグ

それは唐突だった。

今日はアルド王子殿下の婚約者候補を集めたお茶会。

ヴィズナ伯爵令嬢であるシルリアも今日という日を楽しみにしていた。

(私が1番可愛いんだもん!)

しかし、シルリアはお茶を口に含んだ瞬間別の人生の記憶が滝のように流れ込んできた。


前世で子供を産みやっと人生の幸せを掴みかけたのに、無念にも産後のひだちが悪く人生に終わりをつげた。


(待ってよ。待ってよ。普通こういうのって意識を失って思い出すものじゃないの!?なんで今なの!?)


「どうしたんだい?シルリア嬢?顔色が少しすぐれないようだけど、お茶が口に合わなかったかな?」


きららとひかる金色の髪の毛、整った顔をした前世の推しが目の前で生きて喋っている。

その言葉だけ聞けば幸せそうに聞こえるが。。。


(なんで、ヤンデレ王子の婚約者に転生しちゃったのよーー)


前世の推しは二次元だから推しだったわけで、結婚相手としては最悪の部類。。。

乙女ゲームの中でもアルド王子は甘い顔の裏にかなりヤンデレの一面がある。惚れた女を自分のものにするためにズブズブに愛し、邪魔する輩は抹殺。自分のものにならないと薬漬けにしようとする、家畜ぶり。

もちろん純潔なんて一瞬で散らされる。全く女の敵である。


なんとしてでも婚約者候補から外れて幸せな人生を次こそ歩みたい。


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