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なんで私がこんな目にっ!  作者: 岸森 かなで
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予感

始業時間になり、部長の判断で自分の上司が顧客に連絡を取ることになったようだ。


「二課の課長をしております……はい、担当は不在にしておりまして、代わりに対応を……左用ですか、誠に申し訳ありません、はい、はい、…」


受話器越しの怒鳴り声と、上司の平謝りする声を耳にしながら、嫌な予感を感じる。


かれこれ30分は話していただろうか。疲れた様子で上司が受話器を置き、部長のところに報告に行ったようだ。


そんな上司を横目に、自分の担当する顧客の書類をプリンターから出力し、誤りがないかチェックする。数字のミスがないか蛍光ペン片手に集中していたために、背後の気配に気づくのが遅れた。


「ちょっといいかい?」


上司が部長と二人で自分の後ろに立っていた。嫌な予感が現実になったことを確信した瞬間だった。

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