『あの光は、バイクの車輪』・・・『詩の群れ』から
『あの光は、バイクの車輪』・・・『詩の群れ』から
㈠
俺はどうにかして、どうかしてたんだ、多分ね。
そうだよ、車検というやつだな、我々の実存の先に。
実存、実存、うるさいけど、確かにみんな、実存だよ。
そうだな、其処に、車輪がある訳さ。
㈡
馬鹿な俺でも、すぐに分かったのは、俺が腐りきっているからさ。
え?
しかし、あの光は、バイクの車輪、少し油が乗って、ハイボールさ。
どうなんだ、結論としては、見たのか見ていないのか。
㈢
分からないことが、分かったら、メモしておくと良いかもな、人生の記録は、日記か。
俺もお前も、我々は、車輪のおかげで、バイクに乗れて、風景を見つけているからね、だろうだ。