表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

第五話 修行

気長に読んで行って下さい。

「はっ!」


俺の拳が師匠を襲う。だが師匠は清清しいく避け、俺は腹を蹴られ地面に這いつくばった。


「おぇ!」


腹を蹴られ吐き気が来て、なんとか抑える。


落ち着いたら深呼吸をして立ち上がる。


「やっぱり、師匠には勝てないな」

「アホか、ワシに勝つなぞ百万年早いわ!!」


良くあるセリフを吐きどや顔をしてる師匠にムカッとして、俺はまた修行に戻って行った。


「…………」

「なんじゃ、リースが心配か?」

「?!」


心配そうな顔しながらリースを見てるルクナの背後にいきなり現れたバールに驚きルクナは少し後退りする。


「…………はい、修行するのがあの人がしたいことなので何も言いたくありませんが、毎日ボロボロで帰って来るので」


ルクナはシュンとなり少し涙目になる。


バールは気づいてはいる、ルクナがリースに好意を持っていることに。


これは二人の問題なので口だしはしない様にしてたが。


「そうじゃあの~、リースにもたまには休みをやるか」


バールがそう言うとルクナの顔が一瞬にして期待の目を輝せバールの方を向く。


本来ならばリースには想い人が居ると言ってやるのがこの子のためだとは思うがバールはふと思った。


(リースは、ワシの子供じゃから…………二人はいけるな)


バールの身分で行くと伯爵と同等かそれ以上の権力を持つので二人か三人、良く行って四人までは嫁には取れるだろう。


それからバールはリースを呼び休みを与えると言って今日一日は修行を禁止した。


「…………」


俺は呆けている。いきなり休みが与えられ、本当にいきなり過ぎてやることが無い。


(休みと言われても困るんだよな~、一日でもサボれば技を忘れると言うか…………)


とか思ってるがリースは午前中に全部終わらせていて今は自習練習していたところに休みとバールが言いに来たので多分、技は忘れはしないと思う。


「リ、リースさん」


背後からルクナの声がしたので顔を向けると。


ひらひらとしたブラウスにシフォンスカートを着たルクナが立っていた。


いつもとは違う雰囲気を纏わせる服で、いつもは大抵シャツとヨークスカートを着てるので、目を少し奪われた。


「ど、どうしたの?」

「その、バールさんからおやすみを頂きましたよね?…………その、私と街に行きませんか?」


街は行ったことは無い、良いかもな。


「分かった、じゃあ行こっか」

「はい!」


やはり勘違いしそうなぐらい嬉しそうな笑顔…………、ルクナは俺が好きなのかな。


そんな自意識過剰なことは一旦忘れ、初めて行く街に浮き浮きしながら街に行った。



街に着き、検問は何故か素通りしてそのまま街に入れた。


「ルクナ、なんで素通り?」

「バールさんの知り合いですから?」


改めて師匠って顔が広いんだなと思った。


街は家が等間隔で並び、所々から良い香りもする、活気もあり良い街だ。


「人の行き来も多いな」

「そうですね、ここは一応、王国の中心に近い所ですから」


それなら納得だ、宿も見る限り多いし、旅の人や商人の馬車が多い、それと厳つい冒険者もやや多い。




「ルクナ、ちょっとごめんね」


俺は万が一の為にルクナの手を握りはぐれない様にした。


ルクナははにかみながら「はい」と答え、俺の腕にしがみついてきた。


別にそんな事までしなくて良いのだが、そんなに怖かったのかな。


「ルクナちゃん!今日はパン買って行くかい!」

「はい!」


ルクナはパン屋のおばさんからパンを買って戻ってくる。


「……ルクナも顔を広いのか?」

「え?…………。分かりませんがバールさんと居たら皆さん話し掛けて来る様になりましたよ」


師匠の顔も広いせいでもなさそうだな、ルクナが接しやすいのもあるのだろう。


「じゃあ、ルクナ!俺に街を案内してよ!」


本当はこう言う時は男がエスコートするものだが残念ながら俺はこの街の知識は無いのでルクナにお願いするしか無い。


「はい!そのつもりでしたので!喜んで!」


笑顔で答えてくれるルクナにドキッとするリースだった。



          ☆



「それでは何処に行きたいですか?」

「ルクナに任せるよ」


一番デートで困る言い方をするリースだが、ルクナは笑顔で言った。


「はい! なら、行きましょう!」


ルクナは浮かれ小走りで行こうとしたのをリースが止め。


「あ、ちょっと待って!」


ルクナはリースに待ってと言われ浮かれてリースを置いて行った事に気づきリースの所まで戻った。


「置いて行ってしまい申し訳ありません」

「ん? いや、大丈夫だけど、そこはぐれない様にね」


リースはそう言ってルクナの手を握った。


ルクナはそれに驚き、一瞬焦ったが、はにかみながらそっとリースに寄り添う感じに地下よった。


リースは素直に受け入れてくれたルクナに感謝をしつつ「じゃあ、改めて行こうか」と言って二人はデートに行った。


今回の事で、自分には毎日更新は無理と判断したのでこれからは出来しだい更新したいと思いますので、応援宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ