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オレと魔獣と妖精さん


これ、番外として出す必要なくね?


   死 ん で ま う!!


「無理やってこれぇええええええええええええええええええ!!!!」


オレは今、魔獣に追われてた。

相棒と別れて三十秒程たった頃やった。

異世界特有の存在、魔獣に内心ワクワクしてたオレやが、実際出てきた時はワクワクがドキドキに変わってた。

ドキドキは心臓の音や。

オレの前に出てきたのはハイエナっぽい外見をした魔獣やった。

大きさこそ小さいけど口から液体を吐き出して来る。

当たった場所は


ジュ~


と溶けてしまった。

そんな奴が何十匹単位で出て来おった。

ははは。

なんの冗談や? これ。

酸群犬(アシッドッグズ)と命名したそいつらは相棒の言ったような始まりの森で出てきてええような奴らやなかった。

連携、うま!!

攻撃、つよ!!

走るの、はや!!

いやいや、始まりの森は普通逃げ切れる敵が出てきなあかんやろ!!

オレ、身体能力結構上がってるっぽいけど、どんどん距離詰められてきてるんですけど!?


「これ、は……死ねる……わ」


ホンマ無理やって。

もうあと三分したら追いつかれる!

すまん、相棒……。オレ、死ぬ。


「だぁあああああああああああれかぁああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」


ドジュ、ドジュジュ!


横の木にかかっていく酸。


「たぁあああああああああああああああああすけてぇえええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」


精一杯、恥も外聞もなく叫ぶオレ。

前からも酸群犬が来た。

回り込まれたようや。

異世界来てから二時間でBAD ENDはいやや!!

クッソが!!


「あの~、助けたげよっか?」


「おう!! 是非!!」


不意に聞こえた声に反射的に答えるオレ。


「ん! いいよ~」


オレの横を見ると羽の生えたちっさい女の子。

幼女とかのレベルやなくて手のひらサイズ。

つまり


「妖精やと!!?」


「ふぇ!? うん~。ちょっと違うけど、だいたいそだよ~? よいっしょっと」


妖精さんが小さい手を振るうと


ゾンッッ!


と、オレを中心に円形に囲んどる酸群犬が上と下のまっぷたつになった。

木も切り倒されとる。

オレ中心のミステリーサークルっぽくなってる。


「ど~? スゴイでしょ~? 私はシール。風の精霊、もとい妖精だよ~」


「すご!! なんやアレ! 魔法? なぁ、魔法なん!?」


異世界来て初めて見た。

普通にすごいわ。感動モンやでこれ。


「そだよ~。風魔法攻撃系中級【サークルブレイズ】って言うんだ~」


「おぉー、風魔法か……。風魔法?」


オレが使えるのは風術……。


「師匠! オレに風魔法を伝授してください!」


オレは華麗なバク転土下座を決めた。

あまりの華麗っぷりに俺自身が一番ビビった。

身体能力が上がっとるからか……。


「うん。いいよ~。てゆ~かね~。元からそのつもりだったの~。あなた、なんだか普通じゃないからね~。風の精霊……妖精の私たちより風に愛されてるの~」


「いや、言い直さんでええで?」


「妖精の方が可愛いからいや~。とにかく、【妖精郷(フェアリーナイル)】にくるの~。こっち~」


「よおっし!! 相棒! オレ、初っ端から妖精さんの国行けるで? 凄くない?」


こうしてオレは妖精さんの住む国へ行った。

なんか、文面だけ見たらスゴイ危ない感じになる気がするわ……。

え? オレ、正気やんな?


本編書けや!!


ということなのですが

三月入るまで無理かも……

なので、次はちょくちょく書いてた番外を投稿します

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