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なにしろ

姉の通う大学よりも

私の受験するW大学は

3ランクほど上だ。


もしも

私が合格したら

学歴だけが自慢の

姉の立つ瀬はない。


それゆえ

私の志望校を無理やり

変えさせるようなことを

きっと母は考えるはずだ。


そんなことを

高3になった時に

私は教師に話した。


すると

それは考え過ぎで

私の難関校の合格を

普通の親なら望むはず。


そんなふうに

教師は思ったようだが

私の母は普通の親ではない。


幼い頃から

私の学力が下がるのを

むしろ母は望んでいる。


近所の人たちや

親戚の人たちが

私を可愛いとか言えば


そんな人たちに

母は姉の通知表と

私の通知表を見せたほどだ。


上の娘は優等生だけど

下の娘はおバカさんなの!

とか

私を下げてまで

母は笑いながら

姉を自慢していた。


こんなことを

三年生になった時

私は教師に話した。

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