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そんな時には
姉は優越感を浸った
表情で私を見ていたものだ。
私は不満だった。
子供ながらも
地頭は姉と同レベルだと
私は感じていたからだ。
姉の成績が
私よりも上なのは
母に以前から学習塾に
通わせてもらっているからだ
小学生高学年になると
私のことを頭が悪いと
姉は罵るようにもなった。
その頃には
姉は私との容姿格差が
わかるようになったんだ。
子供とは残酷なものだ。
学校でも
クラスの男子から
おい!
里絵!
妹は芸能人の
子役みたいに
可愛い顔をしてるけど
お前の顔は
ほんと北京原人に
ソックリだな!
とか
どうして
姉妹で顔の良さが
そんなに違うんだ?
とか
姉は頻繁に
バカにされていた。
その悔しさが
私への憎しみとなり
姉の嫌がらせは
よく酷くなってきた。
私への暴力は
両親のいない時だった。
ただ
姉の暴力には薄々
母は気づいていたはずだ。




