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私が彼氏と
深い仲というか
初エッチをしたのは
高一の晩秋であった。
その頃には
受験生の姉は
最後の追い込みに
入る時期であった。
私は母には
彼氏との初エッチを
あえて話すことにした。
すると
そのことには
そうなの!
よかったね!
と
母は笑顔で
言ってくれた。
その母の表情が
何やら嬉しそうに
私には見えた。
ただ
私の処女喪失が
母は嬉しいのでないと
私には思えた。
男との性行為に
私が溺れることで
私の成績はガタ落ちして
姉との学歴差が
広がってくれるから
母は喜んでいたんだ。
人が聞くと
ひねくれた考え方だが
今までの母を見ていれば
そんなふうに思えてしまう。
母は私には
避妊だけは必ず
彼氏にしてもらうこと。
さらには
受験生の姉には
初体験を済ませたことは
絶対に内緒にすること。
そんなことを
母は私に命じたんだ。




