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その時には
彼氏のいない
姉に見せつけるように
私は彼氏とは
ラブラブの様子で
腕を組むことにした。
そして
それじゃあ!
お姉ちゃん!
男の子ばかり
見ていないで
受験勉強に
集中しなさいよ!
と
笑いながら
言い放ってやった。
その私の口調から
私の彼氏を見て
うっとりしてたのは
しっかり見てたからね!
と
揶揄われていると
姉は察したはずだ。
姉は実際
屈辱感を抱いていると
私には手に取るようにわかった。
いくら
ここ数年は
会話は無くても
同じ部屋の下で
寝食を共にした仲であり
やはり互いの心中は
何となくわかるんだ。
姉の幼い頃からの
嫌がらせの恨みを
私は少しだけ晴らせた
気分になる出来事だった。
どうやら
彼氏ゲットにおいて
妹に先を越されたのは
プライドの高い
姉にはショックも
それなりにあったようだ。




