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彼氏の隣に
私が座った時に
姉と向かい合う形となった。
その瞬間
必然的に視界に
私も入ったようで
あっ!?
と
姉の口から
驚きの声が漏れたのが
私の耳に届くことになった。
その姉の目は
この男の子は
実咲の彼氏なの?
と
言っているようだ。
私は予定通り
あれ?
お姉ちゃんじゃん!
ここで
お勉強してたの?
と
姉に声を掛ける。
すると
姉は私から
サッと視線を
逸らしてしまう。
お姉ちゃん?
マジで?
本当に実咲の
お姉さんなの?
と
隣にいた彼氏が
私と姉を見比べている。
おそらく
ぜんぜん似てない!
と
彼氏は私に
言いたかったんだろう。
しかし
それを言うと
姉に失礼だと
思ったんだろう。
その点には
彼氏は触れなかった。
もうこれで
ここでの用事は終わりと
私は彼氏と帰ることにした。
あえて
姉の前のテーブルを
通って帰ることにした。




