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姉は明らかに
前のテーブルに座る
私の彼氏に見惚れていた。
私の思惑通りだった。
私の彼氏は
姉のタイプの
ど真ん中のようだ。
今の姉は
もう勉強のことは
上の空の状態である。
私の彼氏に
注がれた姉の目が
ウルウルしていると
容易に想像できた。
さて
姉の所に行ってやるか!
と
私は彼氏の所に
戻ることにした。
今の彼氏は姉は
二つのテーブルを挟んで
向かい合う格好になっている。
私の彼氏に
ずっと姉は視線を
注いでいるものの
相手はスマホを見ている。
その2人の真横から
お待たせ!
と
私は意識的に
大きな声を出して
彼氏の横に座った。
テーブルを挟んで
向かい合うのでなく
あえて彼氏の横に
私の腰かけることにした。
その理由は
姉と向かい合うためだ。
しかし
私は姉の存在には
気づいていないフリをした。




