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すると
実咲は勉強なんて
あまりできなくても
きっと幸せになれるから!
と
訳の分からんことを
母は言うだけだった。
なので
納得できなくて
どうして
私だけは
勉強しなくても
幸せになれるの?
それは
お姉ちゃんも
同じでしょう!?
と
さらに問い詰めた。
当時の私は
容姿だけで
幸せになれるとは
全く思っていなかった。
しかし
母の考えは違うようで
それは
これからの人生で
実咲もわかってくるはず!
と
母は譲らなかった。
私は結局
志望校を一ランク落として
地区の三番目の高校に
進学することになった。
ただし
これは決して
私が母の勧めに
折れたので、ない。
自宅から
その高校まで
徒歩で10分も
かからなかったからだ。
私は朝が弱く
少しでも遅くまで
寝ていたかった。
なので
その高校は
朝に弱い私には
向いていたんだ。




