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一方の私は
中学三年という
受験生になっても
相変わらず
私が頼んでも
母には学習塾には
通わせてもらえなかった。
母は姉には
小学生の頃から
塾に通わせていたし
中学三年になると
何と家庭教師まで
付けていたほどだ。
しかし
私に対しては
高校なんて
どこだっていいから
部活を頑張りなさい!
中学生時代を
思う存分に楽しみなさい!
と
私の進路には
母は無関心だった。
というか
私の成績が
上がることが
むしろ
母は嬉しくないように
私には思えたんだ。
家庭の貧富の差で
教育格差があるのは
聞いたことがある。
裕福な家庭の
子は幼い頃から
塾に通わせてもらえて
成績も優秀となる。
しかし
貧困家庭の子は
成績が悪くなる。
しかし
私と姉は
家庭内での
教育格差である。
そんな格差を
母が付ける理由は
中学生にもなると
私もわかってきた。




