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それなのに
私のお年玉が
半分になってしまう。
しかし
どんなに不満を
母に訴えても
お姉ちゃんの
気持ちを考えなさい!
と
言うだけであった。
私も何となく
小学校高学年になると
姉との容姿格差は
子供心に感じるようになった。
それを知ってか
姉のいない所で
母からは常日頃から
お姉ちゃんの前で
顔や身長の話は
出してはいけないよ!
と
私は命じられていた。
そのことは
私も納得していたし
気をつけていた。
ここで
話を戻すと
小学生の終わり頃
私は町内会長から
映えある祭りの姫役に
誘われることになった。
しかし
やりたいという
私の気持ちを聞かず
母が断ってしまった。
あれから
10年も経って
32歳になったが
今でもテレビや
新聞、雑誌などで
祭りの話題を目にすると
あの時
姫役をやりたかったな!
と
私は悲しくなる。




