一緒
一緒
ため息が出たら。
地球の外に、
たましいだけを、
打ち上げてみる。
地球は無音で、
青くぼんやりと、
光っている。
あの星の光は、
いつ頃の輝きか、
思ってみる。
はるかかなたで、
どうしようもなくて、
気を失いそう。
自分の小ささを、
改めて知りながら、
大抵の事は、
あっさり、
流れて行って、
遠くなる。
いったい。
自分が居る時間とは、
どれほど。
200年後。
さっき生まれたひとだって、
完全に、消えたあと。
今。
同時に、
呼吸している、
全部のひと。
あなたがたは、
みんな、
会えないけれども、
仲間だね。
同じ時計を、見ているね。