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覚醒 3

『ピコン!スキル【配合】がレベルアップしました』

『★☆☆―ランクアップしました』

『ピコン!スキル【配合先選択】正常にインストール完了しました』


!!・・・いきなりやめてよ。ビックリするじゃんか。

今までは運試しだったけど、これからは選べるのかな?

試しにダークエルフとオガ吉の組み合わせを見てみる。


「ベヒーモス」 ・ 「ダークキマイラ」


おー!これは便利だね。

レベルアップの星も★にすればどんどん便利になるのかな?

とりあえず二人は仲間として居てほしいので配合はやめておく。


ダークエルフは闇の雰囲気を纏っており危険な香りがする・・・・。


「エレン様。配合ありがとうございます」


「え・・・記憶が残っているのか!?」


「はい。とは言っても全てではありませんが・・・エルフの記憶も少し残ってます。名前はヨウと言い、仲間の為に何かを探しに来ていたようですが・・・」


・・・。エルフ族に配合した事がバレてしまっては俺は殺されるだろうな。


とりあえずダークエルフに名前を付けてあげないとな。

喋れることだし本人に決めてもらおうか。


「名前は何にする?元々のヨウでもいいよ!」


「エレン様がお決めください。エレン様の呼び易い名前にして頂きたです」


ん~・・・。

ダークエルフ・・黒・・コク・・ヨウ・「黒陽(コクヨウ)でどうかな?」


「ありがとうございます。本日より黒陽と名乗ります」


オガ吉君にももっと真剣に名前を考えてあげれればよかったね。


「エレン様。進言させて頂きます。私は元々持っていた剣と弓がありますが、オガ吉殿もせっかく力があるのに素手とは勿体なくないでしょうか」


「それな。配合スキルで何か作れればいいんだけど、元の武器と素材が手に入らないと何も作ってやれないんだよ。今後何か手頃な武器と素材を見つけたら配合してみようか。あと堅苦しいからもっとフレンドリーにしてくれ!背中がむず痒いよ」


「なるべく気を付けます・・・」


素手では力を活かせないので手頃な長さの丸太をオガ吉に渡しておく。

俺にはめちゃめちゃ重いけどオガ吉は片手でヒョイ!だった。


その後も山を進み続けると黒陽がエルフの時に殺されたとゆうイノシシを見つけた。

イノシシはグレイトボアとゆう魔物らしく非常に凶暴で突進力が凄まじい。


「オガ吉は正面から向かっていき、黒陽は側面より弓矢を撃って。俺はその後スキがあればトドメを刺す」


戦闘モードになり、テキパキと合図をしグレイトボア狩りを始める。


オガ吉がまず雄叫びでグレイトボアの気を引き、突進してくるよう誘導し、

突進してきた所を黒陽の弓矢が三本横腹を貫く。

怯んだ所をオガ吉が丸太で仕留める。


いい連携じゃないの。

こっちは観戦で終わっちゃったよ。


「お疲れ様!今日の食材は豊富だ。黒陽は弓が上手いね!三本同時に矢を放っていたし!」


「大した事ではありませんよ。みんな怪我をせずよかったです」


グレイトボアの血抜きをし食べれる部位を解体していく。

毛皮は商人に売れるし、無駄がなくていい感じだ。


グレイトボアには鋭い角も付いているので、もぎ取る。

角とオガ吉の丸太を配合。


今回は一択しかなく出来上がったのは、剣のように握ることができ、刀身は角の剣。

切ることは出来なそうだが突きの攻撃力が高そうな武器が出来上がった。


その後も森の中を探検し、魔物とも遭遇したが、楽勝で素材をGETできた。


「今日はここで寝ようか」


木があまり密集しておらず開けた場所で今日は終わりにする。

昨日と同じく水や薪を集め、火を起こし食事にありつく。


野菜は全て食べてしまったので、今日はボア肉の丸焼きだ。

だが調味料『SIO!』を持っていた為、みんなガツガツ食べれた。


その後昼間に狩った魔物を配合する。

スカイバード: 鳥。体調50センチ位で鳥にしてはデカイ。

ファイアウッド: 燃えてる木の魔物。


スカイバード × ファイアウッド = 「フレイムバード」 ・ 「バーニングツリー」


『フレイムバードで配合しますか? Yes・No』―――――「Yes」。


名称 フレイムバード(C)

種族 魔物『主・エレン』

説明 燃え続ける鳥の魔物。不死鳥ではない。

HP 40

攻撃力 25

防御力 20

素早さ 69


フレイムバードには『フレア』と名付けた。


フレアは常に燃えているので、火が欲しい時は便利だが雨が振ってきたら死んでしまうのだろうか。


見張りは任せ、俺は先に寝た。



―――――深夜、黒陽に起こされる。

「エレン様、山賊が三人程近づいてきてます。向こうはまだ気付いてないようですが、すぐこちらに気付くでしょう。どうしますか?」


どうするって・・・。殺すか殺されるかしかないんじゃないの?

でも山賊じゃなかったってパターンもあるか!などど考えていると『ヒュン!―――ドス!』

弓矢がテントを貫いてきた。


「おい!殺されたくなかったら荷物置いてこの場から消えろ」


危ないなー。

攻撃してきた以上、こちらも応戦する。


「オガ吉、奴らに向かって突進だ!」

「黒陽は隙を見つけたら弓矢で撃ち抜け!」

「フレアは奴らの目の前を超高速で飛んで攪乱だ!」


すぐに山賊はお手上げ状態となり、戦闘終了だった。


一人は黒陽の弓矢で死にかけていて、もう二人はオガ吉に震え上がって戦意喪失していた。


オガ吉を見るとコクンと頷き、瀕死の山賊の横に並んだ。


オーガ × 山賊 = 「ミノタウロス」・ 「マウンテンレディ」


『ミノタウロスで配合しますか? Yes・No』―――――「Yes」。


名称 ミノタウロス(B)

種族 魔獣系『主・エレン』

説明 人間の悪辣さとオーガの凶暴さを兼ね備えている。戦いが好き。

HP 386

攻撃力 420

防御力 315

素早さ 266


強えええぇ――――。

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