表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
173/257

予告編(???)

 ――私は、許せないのです。


 これで二回目です。

 あの女が、私からあの人を奪っていったのは。


 いつも私が先なのに、後から出てきたあの女が全てを持っていく。

 大切なあの人を、何食わぬ顔で奪っていく。


 許せない。……許せるはずがない。


 どうして私ばかりが不幸になるのでしょうか?


 私は、あの人が隣に居てくれるだけで幸せなのに。


 なんであんな女が、あの人と……



 ◇



 (私は、許せません)


 これで三回目なのです。

 あの人に出会えたのは。


 今度こそ、私はあの人と添い遂げたいと思ったのです。


 それなのに、この三度目の奇跡さえ、あの人は邪魔をしようとするのです。


 私が憎いのならばそれで構いません。

 私も同じ気持ちですから。


 ……ですが、私だけでなく、あの人を不幸にした事は絶対に許せません。

 



 ◇




 ――貴女では、あの人を幸せにできない。


 (貴女では、あの人を不幸にする)

 

 ――貴女は、ただ私から奪っただけ。


 (貴女は、ただ自分から失っただけ)


 ――貴女は、過去を知らないだけ!


 (貴女は、今を見ていないだけ!)





 ――ああ、そうね


 (ええ、そうですね)


 


 『『私は、貴女が大嫌いです』』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ