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魔王は弱い
「ハッハッハッハッハ…よくぞここまで辿り着いたな!勇者よ!」
「いやいや、僕勇者じゃないよ?」
「へ???」
「なんでそう思ったの?」
「だって普通魔王城来る奴は勇者でしょ⁉︎」
「いや勇者だけど勇者じゃないっていうか…」
「は?お前まじで何言ってるの?」
「いや〜僕自由組合の昇格試験でギルドマスターが間違って、リラックスしてる魔王呼んじゃって…それを僕が殺しちゃったんだよね…」
「それ以来僕は勇者って煽てられていてここにもそれが原因でここに来る羽目になったんだよ。」
「リラックスしてる魔王って何?」
「う〜んとね、なんかさ持ち手に丸くて回るやつが二つ付いてるのを使ってたんだよね。何だっけあれ?小顔ローラーだっけ?まぁいいや。それを使ってる魔王を一刀両断しちゃったんだよね。」