れんしゅう
少女は神を信仰していた。
彼と彼の母が助かりますようにと
少女は言った。神は見ていてくれているのでしょうか。
それに反応する者はいない。
少女は言った。
宗教とはお金でしょうか?
神を信じる心が神を存在させる事実なのではないでしょうか。
私が信じていれば私には神は付いてます。
私の神は神であり。
誰かの考える神とは違います。
その神を一つにまとめたのが宗教ではないでしょうか?
救世主、テロリスト、革命家、政治家、言葉で神になるもの、行動で神になるもの、さまざまであるが
神は一人しかいません。
その神はあなたの中に。
それ呼応するようにもの達ががらがらとくずれる。
「ここにいたのかマリー、行くぞ」
「神への信仰を邪魔してはダメですよ、ジェニス。あなたも祈りをささげ神を信じましょう。」
「...好きにしてろ、俺はもう一仕事してくる」
「彼が、彼と彼の母親が助かりますように」
「...くそが」
彼は出て行った。今度は静かに。