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 またもや平謝りのアーバイルだった。


「私はここの責任者で、ここを離れるわけにはいかないし、ここの設備がなければナイトゴーレムのチェックもできない。ほかに方法がないんだ」


 なるほど。まあ、言ってることは、わからなくもなかった。実際そうだろう。アーバイルひとりがジャスミンたちの村に行っても、超兵器の修理とかシステムチェックなんて、できるわけがない。エンジニア全員つれて行くなんて不可能に決まってるし。

 俺が、あらためてアーバイルのところへ行こうなんて提案したせいで、なんだか面倒なことになってきてしまいそうだった。


「そうね。――まあ、仕方のない話よね。でも、うまく行くかな」


 俺の横でジャスミンが難しそうな顔をした。


「実は、そのナイトゴーレム、プログラムを書き換えて、私たちの村を守るガードマンとしてリサイクルしてるんです。元のプログラムが残ってるかどうか、私にもわからなくて」

「あ、そうなのか」


 アーバイルが驚いたような顔をした。


「それは聞いていなかった話だな。すると、そのナイトゴーレムをチェックしても、何もわからない可能性もでてくるわけか」


 アーバイルが首をひねって困ったような顔をする。ジャスミンもばつが悪い感じだった。


「だって、もしほかのナイトゴーレムが村を襲ってきたらと想像したら、怖くって」


 なんとなく、気まずそうにジャスミンが説明をはじめる。要するに言い訳だった。


「だから、ママがそのナイトゴーレムを改良して、私たちのために行動するようにしたんです」

「なるほど」

「そういうことができるんだよな」


 アーバイルがうなずき、俺は小さくつぶやいた。マーガレットたちエルフにそれができるなら、ここで騎士団をやっているダークエルフも同じことができると考えていい。だから、今回のようなことになったのだ。つまり、プログラムは二度も書き換えちゃってることになる。こりゃ、何者かがプログラムを書き換えたって証拠はどこにも残ってないぞ。やっぱり、俺が本当のことを言うべきなんだろうか。


「あのな」


 これを言ったら、俺がジャスミンたちとダークエルフのいざこざがますます強大化。要するに、火に油を注ぐことになってしまうわけだが、仕方がないと思いながら声をかけたときだった。


「アーバイル! ちょっと話があるんだけど」

「昨日、ナイトゴーレムの調子がおかしいって言って、白いエルフ連中がきたって聞いたんだけど」

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