夏の終わりに
僕はいつも脇役なのが悔しかった・・・夏なのに!
梅雨も終わり、世の中は夏真っ盛り。
僕たちの種族(数種類存在します)の季節がやってきました。
人間の男の子が僕たちを狙って網をかけてきます。
それに対し逃げ惑うのも面白くもありますが・・・
これを語っている僕の仲間はいまいちその輪の中には入りづらいようです。
ちょっと悔しいかも!
そんなこんなで猛暑も一段落し人間の世界では長期休暇も終了した模様。
私たちの種族も種類A、種類B・・・と順番に少なくなっていきました。
そんな状況下ついに僕たちの出番が・・・・
もちろん人間との追いかけっこも楽しめるかもと期待を持ちつつ一生懸命鳴きました!
当然目立っています!
人間が集まって来ました・・・・大勢の女の子です・・・・男の子は皆無・・・・
でも一生懸命鳴きます・・・・更に女の子がどんどん集まってきます・・・・
僕はこう鳴いていたのでした・・・「カナカナカナ~」と。
散歩中虫たちの声を聴いていたら思いつきました!自分の思惑と違い同じ名前の女の子たちが次々と集まってしまうシーンを思いつきました。