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私の下剋上  作者: 黒ユリ
4/8

第一歩

 受験会場は緊張感で包まれていた。嗚呼、お腹が痛くなりそう…。 カツカツ…規則正しい足音が廊下から響いた。試験官の足音だろう。足音が近ずくほど、心臓の鼓動が大きくなっていく。もうすぐで始まる。大丈夫、模試ではずっとトップだった。そう自分に言い聞かせる。でも、緊張は緩まない。

 『始めます。』試験官は、けして大きな声ではないが、聞き取りやすいハッキリした口調で言った。

すると、カリカリと書いている音と集中が会場包み込んだ。

 問題はやっぱり、ひっかけが多いな。良かった、家でたくさんひっかけ系の問題解いて。そのおかげで5教科ともいい感じ。

 あ~疲れた。終わると疲れが、どっと押し寄せてくる。その疲れを取る為身体をぐっと伸ばす。さあ、家に帰って自己採点してみようかな。そんな事を考えながら帰りの支度をする。

 付いていた雪が溶け、ビショビショになった傘を持ち、ドアを押す。一歩踏み出すと雪がふくらはぎのところまで積もっているということが分かる。手に息をはきながら歩く。寒いし、歩きにくいし……雪が嫌いにかりそう。はぁ…。 

 家に着いてラジオで、採点した。文章で答える問題はどうか分からないけれど、それ以外は全て合っていた。さぁ、次は

面接だ。言う事はもう決まっているし、覚えた。あとは顔だけだ。どんな顔が良いのか。少し化粧を変えよう。愛雨より劣らせた顔に素直さと可愛さを混ぜ、面接官に好印象を与えるか顔にしよう。うふふふ…

 

 ーまぁ、ここまでやったのだから面接も満点で、

主席合格でした。ついでに愛雨も合格したらしい。青龍高校というところ。何故そこにしたかというと、有名な暴走族の総長がいるから。その姫になりたいからである。

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