九話 防具の性能と冒険者の役目
これは全年齢対応 (のハズ)です!しかし、あくまでも自身が思っているだけであり、他の人からすれば、きつい表現などが含まれている可能性があります。ご了承ください。無理せず読んでください!
短剣と弓矢の準備中、防具を見て回ることにした。冒険者は子供から大人まで様々な人がいて、それぞれのタンク向けの全身を守る鎧とか、魔法の威力が上がる魔法防具とか、自分が探していた胸部を守る簡易防具もある。素材も異世界見たく、皮装備から鉄とか金とか、なんかダイヤモンドの装備とかあるぞ、絶対脆いだろその装備は。とか考えていると、ハクがなんか持ってきた。どうやらダメージをMPで肩代わりする指輪らしい。小さいからか、中銀貨3枚で済むがもし魔力切れたらどうする気何だ?
「まあいいか、そのぐらいなら」
と買ってあげる。攻撃されるときだけMPを消費するのは便利だな。
お会計は、
短剣×2 3’000ルナ
単調な弓矢 5’000ルナ
矢筒(小) 1’000ルナ
鉄の胸当て 10’000ルナ
保護の指輪 15’000ルナ
合計34’000ルナ
防具が高いな、やっぱり金属とかがいい値段するのか。胸当てに関してはクッションが入ってたから、衝撃を抑えますってものか?親切だ。でも高い!
そして冒険者ギルドにいかなければならないと気づく。防具とかあっても使わなきゃ意味がない。
[ X ]
冒険者ギルドに付いた。装備はなれないといけないのでつけている。
「あら、見ない顔だねー、冒険者登録?」
「そうだけど、できるかな?」
「女性だけなのはリスキーだけどそれを承知の上で?」
「男ですついてますよ!」
「あら、可愛い子ちゃんだから勘違いしちゃったね。」
「ムッ!」
「あらー後ろにもかわい子ちゃんいるじゃん、今日は豊作かもねー」
豊作ってどういうこと?まさか食べる目的ではないよね?
「とりあえず国からの証明書か発行料の大銅貨1枚を出してね。」
国王からもらっていた流界民証明書をだす。
「あら、流界民なのねあんたたち、亜人なんて珍しいね。」
「まあ、そうですが、」
「なら発行料はいらないね、いま発行の水晶を出すからねー」
ポンッと置かれたのは台座に乗った青い水晶だ。
「これに手を触れてね、そしたらギルドカードができるから。」
「では!」
水晶にふれると淡い水色の光が漏れ出して、一枚のカードができる。
「こちらのギルドカードはなくすと再発行に小金貨が1枚必要だし依頼を受けられないし報酬も受け取れないから気をつけてねー」
なくさないようにカードをポッケに入れようとすると防具の裏側にカード入れみたいな空間ができてそこに入る。
「あ、いいところの防具を買ったのね、それはカード紛失防止技術で、胸当てなら最大5枚入るわ、念じればすぐカードが出てくるから試してみてね!」
言われた通りにカード出てこーいとか思ったら手元にギルドカードが発行される。高いって思ったけど、安い買い物だったのか?
ハクは防具は買ってないのでカードを預けることにした。
「じゃあ、早速色々説明しないと、まずランクね。ランクはF-ランクからS+まで、ランクは依頼をこなしたり、試験を乗り越えれば昇格するわ。Eまでは依頼をいくつか達成すればランクは上がるけど、E+からは受けた依頼の量と昇格依頼を受けないとランクが上がらないわ。そして、ランクが高ければ高いほどより多くの依頼を受けられるようになるわ。昇格依頼はギルドの指定した次のランクの依頼を達成すればそれでいいから。」
「ランクが高ければなにか特典とかあるのですか?それとも低ければまずいこととかは?」
「ランクが高いとギルドの宿とかギルドの承認した提供宿が安く泊まれるようになるわ。ランクが低ければ依頼を定期的に受けないといけなくなるわ、今のあなた達はF-だから一週間に一回受ければいいわ。詳細はわたしに聞けば答えられるから。」
「なら早速依頼を受けたいけど、何から手を出せばいいのかな?」
「それならスライム討伐かな、無属性のやつならすぐ倒せるからね、じゃあ受ける?」
「うけるー」
ハクが割り込んできた。
「じゃあカードをここにかざしてね、」
なるほど、ギルドカードはまじで重要だ。かざすと、ギルドカードが光る。
光が止むと、ハンコが押されたようには見えないほどきれいな丸が枠に収まっていた。丸の中に本名が入っている。すげーな魔法ってやつは。
「ではミヤの草原にたくさんいます。討伐証明は核さえあれば大丈夫です。頑張ってください!」
「ハイ!」
[ X ]
どうやらいたところは王都だった。城とかあったし当たり前か。
王都から出ればめちゃくちゃキレイな草原が広がっている。草原の一部が草が刈り取られていて石が舗装している。道だ!
そこに飛び跳ねているスライム。見た感じ10匹ぐらいいる。
「あれがスライム?」
「それっぽいな!」
The・異世界って感じているとスライムがハクを襲っている。
「核を攻撃すんなよー」
「さっききいたー」
よしダイジョブだな。
剣は少しばかり習ってたけど、今弓がある。なんか物理攻撃受け付けないとかないよね?
弓を構えて一匹のスライムに標的をあわせて一発。パーンと弾け飛ぶ。色が水色だからまだましだけど赤だったらまずかったなこれ。
スライムの核は無事か、矢は、回収できるな。
スライムの核を回収していく。核って意外と硬いな、頑張れば潰せる感じがする。卵みたいだな。
ハクの様子は...なんか絡まれているな、ちょっと弓の練習するか。
弓を構える、そしてパーン、パーンと一匹ずつ確実に倒されていく。
「ん?なにこれ?」
頭上からなにか出てくる。
[弓術のレベルが上がりました。1▶2 自身のレベルが上がりました。1▶2]
通知みたいなやつだな。ゲームかここは!
「なんか強かった。勢い足りなかったのかなぁ?」
「しっかり刺したか?」
「なんか跳ね返った。」
なるほど物理攻撃に地味に耐性ついてるのか。よく弓で倒せたな。
「しばらくレベル上げだな。」
なんか悶えていたけどなんとかなってるし大丈夫か。
「じゃあ僕も短剣試してみるか。」
スライムがやってきた。なんか、見た感じ体より大きい気が......する?
とりあえずスライムだし倒してみるか。
とりあえず短剣を押し込んでみる。聞いているけどなんか大きなグミを切っている感覚。
スライムを刺すと、数秒遅れて逃げ込む。穴を塞いでるっぽい。
そして短剣を押し込む。そして横にスライドして体液をめっちゃだす!
スライムが悶えている。なんか圧巻されるな。
そしていきなり開いた穴を使って僕を取り込む。これが攻撃方法っぽい。コスパ悪すぎるだろこれ!
このままだと息ができない。ゲル状だからどうにも出るのは厳しいな。
核を探す。すぐみつけた。核を持ち、外に出ようとする。そうしたらあっさりスライムの核を外に持ち出せた。
ハクは、反撃されないと察したのかスライムを刺した。頭からまた出てきた。
[剣術のレベルが上がりました。 1▶2 ハクのレベルが上がりました 1▶2]
なるほど、仲間のレベルアップもわかるのかすごいな異世界。
「たくさん倒したしギルドで換金するか。」
「おっけー」
こうしてスライム(大きめ含む)を倒してギルドへ帰ることにした。
[ X ]
少し空が赤く火照るころ、ギルドでは少し騒ぎ始めた頃だろう。木材のジョッキがカーンと乾杯する音、プハーとか酒を飲んだときに出してしまうため息、情報交換の声、あいつ勧誘しよーぜとかも聞こえるな。
「スライムたくさん倒してきました!」
差し出したのはギルドが出した依頼書と瓶詰めのスライムの核。
「はいはい、お疲れさ...待って!なんでビッグスライムの核があるのよ!」
「「?」」
「この大きなスライムの核、大きさが君ぐらいあったでしょ、よく倒せたねぇ、これは将来有望だね!」
「はぁ、確かにいたけど、ちょっと強いだけですぐ倒せましたよ?」
「まあビッグならね、もっと大きいメガスライムとかだったら大変だから!」
「う、うん。」
「とりあえず報酬ね!報酬はスライム1匹で3ルナの32匹で96ルナ、ビッグスライム、じゃないねこれ、メガかぁ、騙そうとしてもだめだからね?あんた、どうやってこんな品質のいい核の状態で倒したの?」
「なんか飲み込まれたときに核を持って外に出たらそのまま動かなくなったけど。」
「とりあえず、いい情報をもらったわね、この情報はとても約に立つから、待ってね、情報料出すから!」
「え?なんでそんな情報でお金出るの!」
「あのねぇ、メガスライムは毎年10人は死者出していてC-相当の実力がないと倒せないの。この方法があれば死者は0になるし、ランクもD-まで下がる。とりあえず10万ルナでいいかな?」
「ほんとにそれだけの情報に価値あるのかな?」
「スライムの核を割るとそれぞれの属性の魔道具に欠かせない伝魔液や、それを加工して作る流魔棒とかができて、需要が高いの。それが結構必要で、スライムの農場ができるレベルなの。その上位種の核はより効率の高い伝魔液ができる可能性が高いし、上位種の核は研究対象だから、国の研究機関が高く買い取ってくれるわ。とりあえず、この契約書にサインを書いてね。この契約書は情報や核の提供をし、その報酬を受取ったって契約だから。」
「はいはい、わかったよ。」
サインを書き、中銀貨を20枚と大銅貨を1枚受け取る。
「4ルナはおまけだから、遠慮せず受け取ってねー」
好意だ。受け取るか。これから大変になってくると確信した今日だった。
いかがでしょうか、この作品に関する感想や文句、誤字脱字などはバンバン投稿してダイジョブです。もし面白い・続きを読みたいと思ってくれたらブックマークや下にある(はず)の☆☆☆☆☆の評価も忘れないうちにしてほしいです。
この時点で10万ルナを超えてきました。1000日は生活できるね!