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六話 研究所

これは全年齢対応 (のハズ)です!しかし、あくまでも自身が思っているだけであり、他の人からすれば、きつい表現などが含まれている可能性があります。ご了承ください。無理せず読んでください!

 新小岩駅出口近く、塗装料が安くて高く売れるで噂の黒塗りのセダンが止まっていた。なんだろう、悪目立ちするな。

 ここにはケントとハクの二人が目立ち、それ以外は背景に溶けるように感じてしまう。

 ここで肩を叩かれる。ハクが背筋が凍っているようだ。そりゃ強面の肩幅が広いゴリマッチョが二人いるもの。

「そこで何してるんだ?そんな令嬢に取られるわけにはいけないから。」

「研究所長補佐だ。」

「なるほど、では行こうじゃないか。」

「じゃああそこにある車に乗るぞ。」

 指さしたのは黒塗りのセダンがある。理解してしまったのかもしれない。

 研究所はとてつもない金持ちか国立か。国立は違うのかも?

 そうして車の後席に座る。補佐さんともう一人のゴリマッチョはそれぞれ助手席と運転席に座る。


 [ X ]


 看板には、[国立獣人症研究所]とある。マジで国立かよッ!

 ではと案内された。見た感じ5階建ての豆腐型の建物だ。屋上にはいくつかのアンテナがある。

「行くぞ、ハク。」

「ふぇえぇっ。」

 諦めたのかな?とか思い、足を進める。

「連れてきたぞ。」

「お疲れ様です!研究所補佐!」

 そんな元気な警務員が挨拶し、操作盤を操作してドアを開ける。

 そこには何故か異様な一本の廊下と、その先の自動ドアみたいな2つに分かれるタイプのドア、斜めじゃないから、縦だからな!?

 SFっぽいドアじゃない、THE・ふつーなドアだ。

 なぜそこまでドアのことを描写したかって!?それ以外のドアがないし、多分そこに入るってわかる。


 ドアが開くと、そこには大きな空間だ。

 それは円柱の空間であり、それが天井まで上る。なぜかよくあるショッピングモールの吹き抜けを思い出す。

 そこからいろんな目線がくる。仕方がない。研究対象が歩いているから。

 中央には立派な椅子と机があり、そこまで行けば研究所長の名前が書かれたプレートがある。

「昨日は即座に判断してくれてありがとうね、ケントさん。」

「あ、ハイッ!」

「ここでは獣人症に関する研究や、その治療法。果には病気の予防策を研究する施設です。これからあなた達をアンケートと称して研究をします。」

「わざわざこんな研究施設を立てるほど獣人症はひどいのかなぁ?」

「この獣人症の摩訶不思議なことが5つあるんです。」

 要約すると、

 ●なぜペットと共に感染するのか

 ●なぜ人側に尻尾が生えないのか

 ●なぜ動物側は両方生えるのか

 ●なぜ双方に高度の知能を持ち合わせるか

 ●なぜ不死身となるのか

 だ。

「なるほど。」

「というわけで、これから忙しくなりますよ?」

 ここから大変になった。


 [ X ]


 様々な契約書に様々な検査を受け、もう夕方の5時ぐらいになった。

「最後にこの会員になってほしいです。」

「獣人症のための会。なにそれ?」

「これは獣人症の方々が話し合ったりする会です。こればっかりは入ってほしいです。」

「わかった。」

 頭の残り糖分が5g(大体頭を72分使うのに必要な量)ぐらいな気がするのでもう動かしたくない脳が答えた。

「あと次回以降はこのカードを持って来てください。すぐ入れるので。」

 出されたのは二枚のカート。白地に赤ラインのカード。色々書いている。

「では自宅の場所はカルテにあったので送らせていただきます。」

「はい。」

 仕方がない。多分このままだとコンビニスイーツに頼ってしまうので自宅まで送ってもらうことにした。

「では、1週間後に!」


 [ X ]


 黒塗りのセダンが家の前に止まる。ここで下ろしてもらう。

 玄関にはイアがいた。(ほほ)を膨らませている。

「ねえねえ遅かったんじゃないの?」

「色々あってね☆」

「あッ。ああっ、」

 顔を犬が濡れたときみたいに振っていく。

「なんでこんな遅くまで帰ってこなかったのかな?」

「だから色々あったって言ったでしょ!」

「お兄さんが帰ってきたの?言ったじゃん挨拶したい...ってどうしたの色々!」

 友達を連れてきていたっぽくて、また一から説明しないといけないと思ってしまった。


 [ X ]


 友達の名前はナナ、教えてもらった漢字は奈々らしい。東京ばな奈みたいなものなのか?

「その耳どうしたの?!触っていい?」

 活発でハキハキ言う子だな。言っておくと?!は疑問よりの驚きみたいなものだ。なんかそんな記号を使いそうに感じた。

「あーふわふわ、そのまま持って帰りたい。」

「ふつーにやめてね?」

 ハクが怒りを抑えつつ抑えきれないものを出している。

「ア、ハイ。」

 嫌な予感を察したのだろう。まずいもんねこんな状況は。

 ノリでなだめると。頬を大きくふくらませるイアがいる。後で色々させておくか。

「じゃあ今日は泊まりってことなので。」

「は?」

「じゃあ夜ご飯お願いします。」

「ハク?どういうことかな?」

 まさか自身も怒りを抑えるときが来るとは思わなかった。

「あれれぇ?」

 なるほど想定外なのね?でも彼女は中学生。お泊りは家族の許可がいるはず。

「親に言ったのか?そのことは?」

「もちろんです☆」

「なんか眩しいんですが?」

「なーに人間は多少光ってるんですよ。特に病気のときは。」

「なんでそんなこと知ってるんだよ。」

「よく眩しいって言われるから調べたら出てきました。」

「それ単純にカリスマの塊だからでしょ。」

「いやーそんなこと言ってくれるひと初めてー」

 そうして一日大変でしたお疲れ様でした!って思っちゃいました。

いかがでしょうか、この作品に関する感想や文句、誤字脱字などはバンバン投稿してダイジョブです。もし面白い・続きを読みたいと思ってくれたらブックマークや下にある(はずの)☆☆☆☆☆の評価も忘れないうちにしてほしいです。

?!って使うことないようにお願いします。は?って言われるんで。

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