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五話 学校の異変

これは全年齢対応 (のハズ)です!しかし、あくまでも自身が思っているだけであり、他の人からすれば、きつい表現などが含まれている可能性があります。ご了承ください。無理せず読んでください!

 僕は忘れたわけではない。状況がまずいことはわかる。ズル休みすれば皆勤賞が取れない。

(行くしかないのか、仕方がない。)

 ホントは行きたくない。もちろん帽子は被らない。

 そんなことを思いながら学校に行く準備をする。


「行ってきまーす!」

「逝ってきまーす...」

「お兄ちゃん、なんか言い方変じゃない?元気なさそうだし。」

「そりゃこんな耳なかったら元気に言えたけどね...」

「こっちはおにーちゃんのこと言って家に誘うんだから!」

「ひでぇな。」

 妹には後で何かしらしないとな。

「言っておくが放課後用事あるから無駄だぞ。」

「なんでいないんだよ、放課後いっつも開けてたじゃん!」

 学校に行くのが憂鬱(ゆううつ)だ。とてもじゃないがあの妹みたいに行く気にはなれない。

 あのブラコンケモナーがッ。


 [ X ]


 さて学校についたぞ。生徒はこっちをジロジロ見ている。いや、周りがこっちを見ている。校則で帽子かぶれないんだよぉ!

 生徒指導の先生は何も言わず指の親指と人差し指で丸を作る。横じゃないからお金じゃない。オッケーってことか。やられたな。

 ここで来るのはもちろん新聞部エースだ。

「ではケントさん、こちらへ。特設ブースです。」

「なんでだよエースさんよ。何?満点連続記録の話か?」

「4月の23ですよ!?確かにケントさんは満点ですが、史上5人目なのでそこまで言われませんよ。しかし独自の情報網では他のテストも満点ですがまだ最高記録である29回超えてないのでその話ではありませんよ!?」

「じゃあ何だよ、特設ブース用意するレベルの話ってこれぐらいしか知らないぞ!」

「もちろんその耳についてですよ。情報網舐めないでください。」

 新聞部エースにより特設ブースへ連れられる。やられ方は腕を胸に。男同士なので問題はないのだが、見た目が誘拐みたいな構図なので多分やばい。


 [ X ]


 放送部エースが作った特設ブースが学校の空き教室で行われる。

「ではこちらからはいくつか質問があります。」

「まずどうして知ってるんだ?」

「私の独自のルートで入手しました。」

「そんなわけないでしょ、知ってる人は僕とその家族、学校内なら指導の先生と市川先生ぐらいだ。まさか、お前⁉」

「そんなことをするわけないでしょう、もちろん合法なルートだよ。」

 はぁ、とこっそりため息を付く。

「では、まず、いつ頃から耳が?」

「おとといからかな?」

 発症・おとといとか書いている。わかりやすい。

「では、次に耳によるメリットは何かありませんか?」

「ないんだよそんなこと!」

「そうですか、ではデメリットは?」

「まず、耳のせいで帽子がないと街を歩けない。次に顔とか体の関係もあってモフられる。最後に恥ずかしい。」

「なるほどなるほど。」

 メモ帳に少しずつ書いていく。ここで嫌な予感がする。

「では実際に耳を触らせてください。」

 無理やり耳を触ってくる。恥ずかしいのか顔がほてってくる。

「あああぁあぁあっ!」

 とても恥ずかしいし様子が様子なのでとてつもなく尊い状況であり、生徒が何人か倒れている。


 [ X ]


 学校のホームルームに、新聞部の号外が発行される。

 ____________

 小岩高校新聞部号外!

 あの可愛らしいで有名なあの城下ケントが猫の耳をつけて登校!?

 詳細

 城下ケントは、本日猫耳をつけて登校しました。インタビューによればこの耳は一昨日(おととい)からこの耳が生えてきており、病名は獣人症、獣人症とは突如動物の耳が発生し、その原因やメカニズムなどの一切が不明であり、治療方法が発見されていない。

 メリットとしてはその耳だ。耳に関しては実際に触ると本当に猫の耳を触っているように感じた。

 それに入学した男の娘として紹介したが、猫耳が生えたことによって破壊力が抜群です。

 ____________


 新聞には嘘偽りないとても正しい内容だった。

 こうして教室の目線が自身に集まる。

「「「「はあああああああああぁぁぁぁぁアッ!!!」」」」

 馬鹿みたいに教室中が悲鳴を囲む。そして漏れる。

 そしてアイナが近寄る。そして何故かモフられる。

「あ、ァッ。」

 教室中が騒がしくなる。とてつもなく、騒がしい。


「というだけだ。これから慣れてください?」

「は?」

 担任である市川先生が言う。おい、顔に出でるぞめっちゃ笑ってるな。

 担任の市川先生(漢)は「はいホームルーム終わり!一時間目用意しとけよ!」と言われた。

 そこからは酷かった。生徒から男女かかわらずモフられ、先生はそれぞれ反応が違う。

 一時限目 現代国文(男)

 「聞いてた通りだけどこれはすごいね」とか言ってひと撫でされる。

 二時限目 地理(地味にギャルな女)

 「実は可愛いもの好きでね、」とか言って一分間抱かれてしまう。

 三時限目 数学1A (イケメン男)

 「これはすごいね。」だけ言って授業を始めた。真面目に惚れそう///

 四時限目 保険 (低身長合法ロリ)

 「あああぁぁ!」とか発狂してまじで抱かれた。ああまずいこれ

 昼休み

 めっちゃ男女かかわらず囲まれてしまう。アイナが背後を守るように抱きしめる。

 五時限目 科学 (初老のおじいさん。)

 「長生きするものだなぁ」と言った。良かった。

 六時限目 英語 (よくある美人系30代)

 「すごいねー」って言ってふた撫で。

 七・八時限目 家庭科 (すごい二十代女性)

 「だめ、惚れちゃう。」と顔を赤らめる。まずい!

 生徒のみんながなんか非公認でできちゃった同好会ができてしまう。

 忘れていない。これからいかないと行けないところがある。

いかがでしょうか、この作品に関する感想や文句、誤字脱字などはバンバン投稿してダイジョブです。もし面白い・続きを読みたいと思ってくれたらブックマークや下にある(はず)の☆☆☆☆☆の評価も忘れないうちにしてほしいです。とりあえずマイペースに投稿していきたいです。

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