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四話 (ミニ)スパルタ教育

これは全年齢対応 (のハズ)です!しかし、あくまでも自身が思っているだけであり、他の人からすれば、きつい表現などが含まれている可能性があります。ご了承ください。無理せず読んでください!

 本日日曜日、ハクにはなるべく学校に行ってほしいので、少々事前教育をすると決めた。

 昔の教科書(落書きなし)を取り出し、ハクに説明する。

「ハク、人には必ず学ぶときがある。これからちょっと勉強するからね?」

「あの結構まえに必死に頑張っていた奴やるの?やるやる!」

 目をキラキラ輝いて見せる。昔気になっていたのかなと思う。

「まずなにやるのー?」

「まずはこれかな?」

 取り出したのは2Bの鉛筆、ハクの筆圧はわからないのでとりあえず濃いものを選んだ。

「えんぴつ、だっけ?それでどーすんの?」

「これを使う練習だよ、これを使えるようにならないと勉強できないからね。」

 鉛筆を持って丁寧に教えていく。どうやら10秒でマスターしたようだ。物覚え早くね?

「つかいやすーい!」

 まあ、物覚え早いならいいか。とか気にせず、とりあえず国語から始める。国語はとりあえず文字を覚えていくのが必要だし、文字が読めないと教えていけない。話せているので言葉と文字をリンクさせていけば大丈夫か、

 教科書(上)の一番うしろを開く。そこにはひらがな表がある。それを見て「なるほどなるほどぉ。」

と可愛らしく、知的にも見える姿をするハク。嫌な予感がして見せた瞬間から脳内ストップウォッチを発動、理解に9.56秒を要した気がする。どっかの世界記録だなと思いながら、脳内で早くね?と思う。

 ハクは物覚えが早すぎて、予定していた範囲をなんと一時間で終わらせてしまう。

「べんきょーおもしろーい、もっとやりたい。」


 [ X ]


 ハクは小5の範囲までを5時間で終わらせてしまう。早すぎね?

 ホントはわかんなーいと言うと思って優しく教えようと思ったんだけど、その必要はなかった。

「頑張った子にはご褒美を与えないとね、」

「やったー」

「じゃあ何食べる?」

「パフェ!」

 教科書に載っていたパフェをジロジロ見ていたので、そのせいだろう。

「じゃあ外行くから準備してね。」

「はーい」

 と、準備を始めていくのだ。


 夕方の5時、町中はちょうどよく夕日が輝いてくる頃だとわかる。

 友達と合う可能性はあるが、問題はないはず。


 [ X ]


 ここは喫茶店「流糖」、ここは甘いものには目がない店主が作るパフェで有名だ。

「一つだけだからな、流石に財布の紐を緩めたくないからな。」

「じゃあ、これ!」

 指を指したのは、ザ☆パフェって感じのものだった。まあ500円だし大丈夫か、

 店員を呼ぼうと呼び鈴を鳴らす。ここで問題が起こる。

「はーい、あ、ケントじゃん、注文をどうぞ。」

 アイナが働いていた。まずいなこれ、まあアイナだし、まだマシだと考えよう。


 一通り注文を終わらせて、到着を待つ。


 [ X ]


 ハクはついに来たんだとパフェを勢いよく食べ進める。僕は裏メニューである。志向の一杯と言う名前のコーヒーを飲む。見た感じハクは大満足な顔をする。かわよッ!

「すごく甘ーい、もっと食べたいけど我慢がまん。っと☆」

 猫の味覚って甘いものに鈍感だった気がするが、擬人化とかで感覚が人のそれになってしまったと感じてしまう。

「よーし偉いぞ、いまたくさん食べると夜ご飯食べられなくなるってわかってるじゃないか。」

「うん!」

 とてつもなく可愛い姿を見れて良かったと思う。裏メニューである志向の一杯?あれはいつものように美味しかった。


 [ X ]


 夜ご飯を食べ終わったあと、家の電話の呼び鈴が鳴る。

「もしもし、城下です。」

『ああ、ケント君を呼んでほしい。』

「僕ですがなんですか?」

『ああ良かった。実は獣人症の研究をしている者なんだ。』

「なるほど、それでなんですか?解体して研究材料にするのですか?それとも...」

『そんなマネはしない。実は獣人症に関する研究と言っても脳波測定や体の機能を定期的に測るだけでいいんだ。』

「なるほど、色々聞きたいことがあるけどいいか?」

『そうだな、今聞きたいことは山ほどあるだろう。電話で話せることは話していく。』

「では、獣人症で自分のペットも擬人化みたいなことが起こった。それについては?」

『あれは獣人症特有の性質でな、ペットと、そのペットが一番気にっている人が獣人症になると言われている。関連性はよくわからない。』

「なるほど、では、ペットの方は学校に通わせるべきか?」

『興味深いな、これに関してはとりあえず包み隠さず行くべきだと意見が多いからいいのではないか?しかし、もしものためにもケント君の通っている学校と同じところに行くべきだと言われていてな、まあ行かせないのも一つの手だな。』

「なるほどね、こっちからは以上だ。そっちも質問の一つはあるんじゃない?」

『まあ、ペットというのもなんかあれだから名前をお願いする。』

「ハク、だ。」

『ではハクの調子はどうだ?』

「とっても健康に感じる、それにべったりだし。」

『それは何より、では明日放課後、研究所に来てほしい。』

「ハクを連れて、か?」

『お願いする。待ち合わせ場所はそっちで決めてほしい。』

「なら新小岩駅近くでお願いする。あそこなら近いから。」

『わかった。ではそこに車を止めている。帰りもそこでいいな?』

「ああ、ではこれからよろしく。」

『こちらこそ。』

 電話はここで切られる。面白くなってきたな!とか勝手に思ってしまう。


 ハクには義務教育分は習わせないととか思ってしまう。

「ハク?勉強の続きするか?」

「もちろん!」


 [ X ]


 勉強量はスパルタそのものだ。いやそれは語弊(ごへい)を生みかねない。スパルタではなく厳しい量といえばいいのか。スパルタは国家の名前だし、スパルタ教育も本来の意味とは違うし。でも、ハクはとてつもない勉強を終わらせようとする。とりあえずわからないと言わないのでそのままにしているのだが、とても心配だ。でも本人がそれでいいなら別にいいか。あと寝るように言わないと。

「もうそろそろ寝るよ!」

「ふぁーい」

 どうやら中1の範囲を終わらせようと必死だった。当たり前のように全国の中1を敵に回すなって思いながら寝かしつける。

いかがでしょうか、この作品に関する感想や文句、誤字脱字などはバンバン投稿してダイジョブです。もし面白い・続きを読みたいと思ってくれたらブックマークや下にある(はず)の☆☆☆☆☆の評価も忘れないうちにしてほしいです。ハクは学校に通う気満々とだけ書いておきます。

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