暗列車
寒い時期の帰りのなんとも言えないような感情を綴りました。
寒く雪が降っているのを、ポスポスと車窓に当たる雪で認識する。
「何やっているんだか」と口から漏れた。
車内に暖房はあるが、あまり効いてないようだ。
息は白く、それはやがて消えていった。
(大学に入学したものの、家との距離が長く、大学生っぽいことをしていない。)
列車はゴトゴトと音を立てながら長いトンネルに入った。
車窓はトンネル内外の気温差で結露していた。
自分の顔が車窓に映し出されており、結露で出てきた水が頬の辺りからツーツーと滴り落ちた。
(人間関係も高校までとは違い、クラスという少数の中に放り込まれないため、誰とどう関わって良いかも分からない。大学に入ってからの様々な要因で不安になった。)
列車の揺れがゴトッゴトッと強く揺れ始め、トンネルを抜けた。
雪が再び、車窓に当たり始めた。
(将来自分がなりたい像を達成するための足場とし、通っているとよく聞く。
それを聞く度に恐怖心が迫ってくる、ある程度の学びたいものを決めて入ったわけだがそこまで決めていなかった。今後、学んでいく内に、自分がやりたいことを見つけられていくと思った。)
それから、早一年経ってしまったと考えていると車窓にバチバチと霰が当たり出した。
暗く寒く強い当たりが自分自身を責めているのに何処となく似ていた。
暫くした後に、駅に到着した。
何人かが乗車し、直ぐに車掌さんが発車の合図を出し、列車はゴトゴトと動き出した。
乗ってきた人達の中に島があり、やや賑やかになった。
(大抵の人の場合は、賑やかになると帰りということもあり、苦手だろう。
しかし、この時の自分にとっては、ラジオを聞いているような感じがして、自責している状況が少し緩和されて助かった気分だった。)
その少し賑やかになった車内とは裏腹に、車窓の方は暗く微かにひんやりとした冷気を帯びていた。
(自分は成功をするよりも、失敗をする方が多い。他人が成功する姿は何かと心がキュッとなる。その姿は良かったねという気持ちとそれが自分にはできない嫉妬の気持ちが混在したことに対してだ。)また、それを俯瞰して見ている第三者目線の自覚している自分と既視感があった。
そんな、暗いことを考えている内に目的地に列車が着きそうだ。
自分の重いリュックを持ち上げながら、のそっりと立ち上がる。
コトコトコトと長年愛用しているスニーカーで音を立てながら扉の前まで行った。
列車の扉まで来たと同時に駅へ到着した。
フィロリン、フィロリンと扉が開いた。
ザクッという音をさせながら降りた。
辺りはもう暗く、微かに物体の輪郭が見える程度であった。時々、ピチピチと今にも消えそうな街頭の光が雪に反射して明るくなる。
プシューと音を立て、列車の扉が閉まった。
そして、ゴトゴトゴトと音を立て、到着した駅になんのきもなさそうに無機質に、新たな目的地に向け進んでいった。
去りゆく列車を見ながら、改札に歩を進めた。
これは、私の処女作です。拙い文章や表現があると思いますが、これからもポツポツと掲載していこうと思うのでどうぞよろしくお願いします。色々な意見をお待ちしております。そして、色々勉強していこうと思います。




