表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
SNSから異世界へ  作者: 抹茶
1/19

1話.SNSから異世界へ

1話目です!

この物語の主人公はただの青年だった(・・・)


己を蝕む、クラスメイトから、教師からのいじめを逃れたかった。

高三、黒薙士郎は不幸な男だった。


晴れて高校デビューかに思われたが、始業式の次の日からのクラスメイト、カースト一軍のいじめ。

担任に助けを求めても、担任は見て見ぬ振り。

そして担任も、算数担当主任も、全員、学校の教師全ての人からのいじめ。にわかには信じられない話。

それを誰かに相談しても、嘘と罵られるだけ。

死にたかった。消えたかった。

親も、自分を見ないふりして、目を逸らして、

この世にいる全てを恨んだ。

恨んでも恨みきれないほど。


心の拠り所は〝SNS〟だけだった。


そこで見てはいけないものを見た。それは


『異世界の行き方』だ。


士郎はその記事に魅入ってしまった。


その記事の内容はこうだった。



エレベーター


異世界は一方通行です。戻ってこれません。

覚悟をしてみてください。


エレベーターには1人で乗ってください。


10階以上ある建物のエレベーターにのります。


2階、3階、6階、8階、10階の順番で移動する。

移動中、誰か1人にでもエレベーターに乗られたら、

お終い。また最初から。


最後、エレベーターが10階に着いたら、

エレベーターを降りずに、五階に行ってください。

そしたら必ず、女が立っていますから。

でも、女には声をかけたらいけません。

その人は監視者ですから。

女がエレベーターに乗ったら、そのまま一階へ。

でもそこで終わり。あなたは試練を達成しました。



そこで史郎の記憶は途切れた。



「ッ!!あ!?」


そこでみた光景に絶叫した。


「ここは!?」


士郎は声を上げる。さっきまで自分の部屋で休んでいたのに、景色が全く違かった。


「ここはまさか本当に…」


士郎はここが異世界なのだと確証は得ないが、

間違ってはいないと考えた。


でも士郎は異世界へこれた喜びや不安より先に

あいつらと別れたことへの喜びが先だった。

あいつらとは、クラスメイト、カースト一軍

担任、教師どもだった。


「どけ。邪魔だ。」


士郎の前に立ったのは黒の髪の美少女だった。

よく見ると、黄金の瞳で、胸元がぽっかり空いた、

露出多めの服を着ていた。


「ここはどこ?」


士郎は少女に尋ねた。


「うるさい、急いでるんだけど」


そういって少女は士郎を突き飛ばして走り去った。


「はぁ。何もできないまま、餓死…

 それは嫌だな。なら…」


そう言って、少女が走り出した方向と同じ方向へ

士郎は走り出した。



どうでしたか?!

感想や、評価、ブックマーク待ってます!

明日更新予定です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ