表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/80

1月30日 美容


 私 「お疲れ様」

 湊谷「お疲れ様です。今日は、忙しそうですか?」


 制服に着替えた渚ちゃんは、相変わらず可愛かった。


 私 「今日は、予約が4組くらいかな」

 湊谷「微妙ですね。多くもなく少なくもなく」

 私 「だねー。今日は、何してたの?」


 いつもより遅かったこともあり質問をしてみた。


 湊谷「今日は、朝からバイト行ってました」

 私 「あー、かけもちね」

 湊谷「そうなんですよ」

 私 「なんのばいと?」

 湊谷「えーっと、パン屋です」


 忙しいな、高校生も。


 私 「たしかに、ここらへんパン屋さん多いもんね」

 湊谷「パン屋、朝から働けるんで助かります」

 私 「いい感じのバイト?」

 湊谷「そうですね。時給は高くないけど、みんないい人で」

 私 「それはいいね」


 たしかに、人でバイトを選ぶのも重要だ。


 湊谷「よかったら、紹介しましょうか?」

 私 「えっ?」

 湊谷「まだ、バイト募集してるんですよ」

 私 「あっ、そうなんだ。また、興味あったら言うね」

 湊谷「はーい」


 軽くスルーした。パン屋で働きたいとはあまり思わなかった。


 私 「あっ、来ましたね」

 湊谷「ホントだー」

 私 「女性だね」


 入ってきたのは、3人組の女性たちだった。


 湊谷「うわー、かわいい」

 私 「たしかに、美人さんだね」

 湊谷「私もああいう人になりたいね」

 私 「たしかにね」


 なんとなく言っていることはわかる気がする。


 湊谷「私、おしぼり持っていくね」

 私 「ありがとう」


 おしぼりをとった渚ちゃんは私に行った。


 湊谷「やっぱり、近くで見るとさらに美人だね」

 私 「なんの仕事してる人なのかな?」

 湊谷「美容系の仕事じゃない?」

 私 「美容師とか?」

 湊谷「うん。エステとかネイルサロンとか」

 私 「あー、たしかにいそうだね」

 湊谷「でしょ?」


 体のすみずみまでキレイに整っている。


 私 「美容にお金使ってそうね」

 湊谷「美容ってどこまでお金をかけるのがいいかわからないよね」

 私 「たしかにね。でも、渚ちゃんかわいいから何もしなくてもいいでしょ」

 

 素直に思った。


 湊谷「そんな褒めたって何も出ないよー」

 私 「いやいや、褒めてないよ」

 湊谷「土屋さんも可愛いですよ」

 私 「そんなことないない」

 

 さっきの女性たちからオーダーの声がかかったので、私はオーダーを取りに行き始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ