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1月4日 神社参拝

 朝から、陽菜乃と図書館に来ていた。私は、英単語を覚えて、英文法の勉強をしている。この前の、八幡という男の子のことが気になっていた。


 ー1月3日ー


 私は、遥と沙蘭と合流して、お参りに来ていた。三が日ということもあり、多くの人が歩いている。


 遥 「ひさしぶり、元気?」

 沙蘭「元気だよ、遥は?」

 遥 「元気でしかないよ、ハハハハ」


 私は、二人の会話についていけないでいた。沙蘭は、バイトに遊びにとても楽しそうだ。彼氏も同じサークルにいるらしい。気づかぬうちに嫉妬している自分がいた。沙蘭は、私に気づいた様子だ。


 沙蘭「久しぶり!」

 私 「う、うん」


 挨拶に返事するのでいっぱいだ。


 遥 「沙蘭、来るの遅いよ」

 沙蘭「ごめん、バタバタしてて」

 遥 「じゃあ、今から上ろうよ」

 沙蘭「そうだね」


 私たちは、沙蘭が来るのを駐車場近くでずっと待っていた。お参りするところに行くには、ここから、10分ほどかかるだろう。


 沙蘭「遥、バスケは、どう?」

 遥 「楽しいよ、試合に出れてないけど」

 沙蘭「いいね。イケメンはいる?」


 こういう風に返せばいいんだ。私は、心の中で思った。自分が上手くいってないと、つい相手に同情したり、辛い現実から目を逸らしてしまう。でも、沙蘭は、違った。彼女も高校時代、順風満帆ではないことを思い出した。

 彼女は、大人しい性格だが、可愛いから高校時代、ヤンチャな女子から目をつけられていた。


 遥 「あぁ、男子?」

 沙蘭「そうそう」

 遥 「いるよ、みんなカッコよくて上手いからね」


 私たちは、坂にさしかかっていた。


 沙蘭「遥の大学、バスケ強いもんね」

 遥 「そうなのよ。日本代表もいるしね」

 沙蘭「日本代表いるの?」

 遥 「うん。内川真緒っていう人なんだけどね」


 沙蘭は、スマホで検索し始めた。検索画面に出てきた文章を読み出した。


 遥 「美優、今日は予定あるの?」

 私 「今日は、予定ないよ。合わせれるよ」

 遥 「じゃあ、お参りしてから遊びに行こう」


 私たちは、坂を登り終えた。


 沙蘭「いいね、どこいく?」

 遥 「うーん、カラオケ行こうよ」

 沙蘭「いいね、美優どう?」

 私 「うん、大丈夫」


 ようやく目的地ついた。私たちは、長蛇の列に並んでいた。でも、なかなか前が進まない。参拝するには、もう少し時間がかかりそうだった。

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