ね~。
兄弟の仲が悪いとか親子仲が悪いとかよく聞くけど、私の家は仲が悪いわけではないよ。
こっちの世界だってそういったことあるでしょう?家族仲、兄弟仲が悪いみたいな話。
「別に仲が悪かった訳ではないですよ。向こうが私に関心がなかっただけです。」
モグモグ食べながら、回想する。
探せばこんな家族いるんじゃない?私以外にも。
それに、ご飯がもらえないとか服が毎日一緒、みたいなことは一度もなく、ちゃんとしていたから、可哀相とかではない、絶対ない。
こっちの世界のが色々家族関係複雑なんじゃない?
「余所様の家のことに首を突っ込むのは、あまり誉められる事ではなかったですね。」
エドワードが一人反省会を開いている。
しばらく、みんな無言でサンドイッチを食べる。
あー、空気を悪くしたなぁ。これ絶対、私のせいじゃん。
余分なこと、言わなきゃよかったなぁ。
私も一人反省会。
「さて、お腹も落ち着いたことだし、話を始めましょう。」
この空気を察してなのか、ただ単に自由なだけなのか、レティシアが口火を切った。
「どう話を進めましょう?」
「そうねぇ、今回のことの始まりからにしましょうか。」
「朝の時点からってことっすか?」
「んー。厳密に言うと違うかな。私たちがターゲットについて調べていたのは知ってるわよね?」
全員が頷く。
「でね。調べたところ前回の闇落ちと同じようにアイナを狙っているであろうことはすぐわかったわ。だから、きちんと策を練れば対応できると考えて貴女が囮になることをよしとしたわ。」
だよね。自信がなければ簡単に他人の命はかけないよね。
「作戦がスタートしてすぐ、二人の後ろをついていく不審人物がいました。そのときは不審人物は一人だったので、てっきりターゲットだと思ったんです。だから、ウォルターに合図を送りました。」
「リアムから合図をもらって、最初の打ち合わせ通り動いたっす。」
「でも、二人が路地に入ったときに不審な動きをするのが二人いたの。だから、様子を見ていて出ていくのが遅くなってしまったの。ごめんね。」
そういうことだったんだ。
「そいつらは、割りとすぐ制圧して、後は見回り班に任せようと思って、追いかけたんだけど……」
「私は、二人が路地に入ったとわかって、追いかけたんです。そんなに進んでないのに、ウォルターと闇落ちがいて、そこでまた手間取りました。」
ゴキブ……ゴホン、二回目に登場した闇落ちは、ウォルターとエドワードで殺ったのか。
「だいたい、おいそれと闇落ちが出てもらっちゃこまるよね~。」
ね~。




