表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/110

妖怪認定、再び

「とりあえずご飯食べよっ。今の時間なら食堂、人いないと思うし、ご飯食べに行こう!!」


 宣言しながらノアに引っ張られる。

 え、行くの?と思いながら、振り返れば送り出されてしまう。


 とりあえず、フードをかぶってノアと歩いていく。

 私に合わせてかゆっくりと移動していく。


「アイナちゃんってさぁ、真面目だよね。」

「そう、ですか?」

「そうだよ。普段の様子を見てればそう思うし、普通、昨日の今日だったら、休んでも文句なんて誰も言わないよ。」


 そんなもんか?


 話している間に食堂につく。

 中はテレビで見たような大学の食堂のようなイメージだ。机と椅子がたくさん。広い。今の時間、数えるほどしか利用者はいない。


 カウンターがあり、むこう側には人が動く気配がする。


「こんにちわー。」


 ノアが声をかけると奥から恰幅のよいおばさんが出てくる。


「あら、ノアじゃない。どうしたの?」

「ちょっと早めのお昼ご飯。いや、朝御飯兼お昼ご飯かな?」

「ちゃんと食べなきゃだめよ。」

「あー、俺じゃなくて」


 ノアが一歩横にずれる。


「この子がね。」

「はじめまして、愛奈です。」


 ぺこり。とりあえず、挨拶はしないとだよな。

 フードをかぶったままだと失礼だと思い、フードを取って挨拶する。

 一瞬おばさんの動きが止まるがすぐ挨拶を返してくれる。


「あらあら、はじめまして。すぐ何か作りますからね。ねぇ!ナルー、ちょっといい?」


 奥に呼び掛けるおばさん。奥から厳ついおじさんが出てきた。この人がナルさんかな。


「おぅ。どうした?おや、おちびさん。」

「はじめまして、愛奈です。」

「よろしくな。で、どうした?」

「ご飯食べに来たんですよ。」

「ご注文は?」

「軽いもので、何かありますか?」


 ここでガッツリ食べたら調子は悪くなりそうだから。


「ん?おちびさんは、アレンの所の子か?」

「そうだよー。でもなんで?」


 ノアが変わりに答えてるし。


「いや、何時も少なめ持ちかえりしてただろ。」


 あぁ、そういうこと。

 そうそう、最初は少なめでもちょっと量が多かったけど、最近適量になったんだよ。

 ありがとうございます。これからもよろしく。


「あんな少なくて大丈夫なの?もっと食べなきゃ大きくなれないわよ。」

「まぁ、ここに来るやつは、よく食べるのが多いからなぁ。」

「え、何々?座敷わらし(ボギー)がでたの?」


 会話の間に、奥からもう一人髪の毛ツンツンの頭の悪そうなのが失礼なことを言いつつ出てきた。


「マル!失礼なことを言うんじゃない!!」

「だって、誰も見たことなくて、少なめご飯なんて、お供えだと思うっしょ?ちょっと前にそういう噂もあったし。」


 頭の悪そうな少年と目が合う。

 よし、全力でにらんでおこう。すると目をそらされた。私の勝ちだな。


「お前はスッこんでろ!!あっ、じゃぁソラに新しいレシピを授けたのは?」


 マルにげんこつを落としながら、おじさんが尋ねてくる。

 焼き肉丼とチャーハン、クッパと雑炊の作り方なら教えたよ。


「俺にもなにか教えてくれ!!」


 ガバリと手を取られてお願いされる。


「ソラがやけに嬉しそうに自慢してくるんだよ。頼む!!」


 別にいいけど、ご飯を頂戴。最初の目的を達成させて!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ