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異動

 暫く、ズピズピと泣いていたがある程度落ち着いてきた。

 復活してからは早いのだ。


 では、真面目に。


「お世話になっても、いいですか?」


「もちろん。」

「よろしくな。」

「(ぺこり)」


 何だかんだで丸く収まったようである。

 ホッとして、そういえばミルクを飲もうと手を伸ばすとひょいと取り上げられる。


 えー。折角入れてくれたから飲ませてよ。


「冷めてしまったので入れ直します。」


 別にいいのに。上の膜だけ取ってくれればいいよ。


「じゃあ今後の打ち合わせを。」


 暫く話をして解散となった。



 数日後。

 手続きが終わり、部屋が移動となった。

 騎士団の宿舎?のような所に移動、もちろん子どもはいない。しかし、女性はいるらしい。


 お世話をしてくれていた侍女さんたちはついてこないので(何故か付いていきたいとごねたらしいが)、お礼にと御守りをつくってプレゼントした。


 裁縫スキルが役に立ったぞ。

 小さな袋を作り、中身は庭園から拝借したハーブを少量。

 ……さすがに中身に御払いした紙を入れるとか出来ないし、こちらにそのような概念はないため諦めた。

 少量のハーブを薄い布で包んで袋に詰めた。理由は、ハーブ臭いのは私が嫌だから。そして袋を膨らませるため、要は嵩ましである。


 プレゼントを渡したら、何故か固まったのはなんでだろ?

 怪しいものだと思われたかな?こんなの要らないって。

 要らなかったら処分して、といえば、そんなことしません!!って怒られた。ならいいです。


 大人が沢山いるところに入るのは、本当は嫌だ。

 でも、大人だから節度はあるだろう……同年代の子供より。

 なかった例にあったばかりだか、知り合いがいるのは心強い。


 まぁ、なるようにしかならないし、他にいい選択肢が思い付く訳でもないので、流れに乗っていくことにした。


 移動するに当たって道案内にきたは、ウォルターだった。


「案内役を任されたっす。最初、分隊長が来るって言ってたんすけど、流石に抜けられなくて。そしたら、副分隊長が行くって騒いでいたけど分隊長が即却下して、俺がきたっす。あ、これからもよろしくお願いします。」


 よく喋るやつだ。

 ポケーと聞きながら移動するに。

 事件後、部屋から出てなかったので久びさな感じがする。


 廊下ですれ違うひとたちの反応は、思っていたほどではなかった。

 何て言うか薄い?じゃないな、反応しないようにしてる?

 もうちょい、何かしらの視線を受けるかと思っていたが、普通に会釈たりしている。


 因みに私は、なにかあった次の日にクラスメイトも担任でさえ来ないだろうと思っている所に、行きづらいと思いながらも出席してたぐらいだ。この状況の居心地の悪さなんて気にしないよ。


 今思えば、嫌がらせか、と思ってたけど、きっとあっちも嫌がらせだと思っていたに違いない。

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